【岡山・路上観察】消えゆく「マルフク」看板の現在地。子供かけこみ寺への意外な転身!?

最近は更新頻度を落としていますが、当ブログではこれまで岡山県内各地の**「マルフク」の看板**を数多く紹介してきました。

マルフクは、かつて電話加入権を担保に融資を行っていた貸金業者です。電話加入権の資産価値下落とともに衰退し、現在は貸金業としては廃業していますが、全盛期の勢いは今なお全国の民家の壁に残るあの赤い看板から伺い知ることができます。

マルフク看板」が教えてくれる郷土史

かつてマルフクの営業マンは全国を駆け巡り、民家の壁に看板を設置する交渉を地道に続けてきました。その結果、日本中の路地裏にあの看板が浸透したのです。

私がこの看板を追い続けているのは、単なるレトロ趣味ではありません。看板が設置されている場所を辿ると、「かつて人の往来が多かった旧道」が見えてくるからです。いわば、看板の所在地は地域の活気を記録した「郷土史の断片」なのです。

とはいえ、数が増えてくるとどうしてもマンネリ化は避けられません。最近は、何か際立った特徴がある個体のみを厳選して紹介するようにしていますが、今回見つけたものは特に興味深い「珍品」でした。

驚きの再利用:金貸し看板が「子供かけこみ寺」に

それが、こちらの光景です。

なんと、マルフクの看板の上に「子供かけこみ寺」のステッカーが貼られているではありませんか!

確かに、古い民家の木の壁にはステッカーは直接貼りづらいものです。金属製のマルフク看板を「下地(台座)」として利用するのは、固定しやすさの面では理にかなっています。

…しかし、消費者金融の看板に「子供かけこみ寺」という組み合わせは、思わず「それでいいのか!」とツッコミを入れたくなるシュールな雰囲気を醸し出しています。

看板の「第二の人生」

いくら色あせているとはいえ、かつての「おカネの悩み」の象徴が、今は「子供たちの安全」を見守る存在になっている——。このギャップこそが、路上観察の醍醐味と言えるかもしれません。

役割を終えて久しいマルフクの看板も、こうして地域に溶け込み、新たな役割(物理的な土台としてですが)を得て喜んでいる……のかもしれませんね。




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