少し前の事になってしまいましたが、笠岡市金浦地区を散策してきました。
笠岡の市街地からやや東に進んだ港町です。
旧地名は金浦町西浜ですが、笠岡市と合併した際に旧金浦町の地名がそのまま大字となり、笠岡市金浦になりました。

西浜の読み方は「ようすな」です。
この変わった読み方は同地区がかつて小田郡魚渚郷に属した事から、魚渚(うおすな→いおすな)の読みを西浜が受け継いでようすなとなったそうです。
金浦が主となった現在でも、西浜の地名は残されています。分かりやすいところだとバス停留所の名前になっており、西浜と書いてようすなと読む流れもそのまま引き継がれています。
古くから漁港として賑わってきた金浦ですが、港周辺の様子は上のような感じで、寂れている感じはいなめません。

西浜バス停周辺の風景。
金浦は昔ながらの景色がよく残されている事でも注目を集めています。
左手側に見える薬局の建物などは、色々と補修はされているものの、もしかすると江戸時代くらいの歴史があるのではないでしょうか。
そういうレトロな街並みを楽しむのもいいのですが、私はなんとなく故郷の玉野市玉地区とかぶらせて考えていました。
金浦も玉も市街地から中途半端に近く、その為に市街地にできた商業施設の商圏の隅っこに入ってしまいがちです。その為、大手チェーン店などの参入は市街地に奪われ、地区は昔のまま取り残されます。玉地区もやはりレトロな建物がよく残されています。
なので市街地に近い立地でありながら、市内の別の地区の方がお店が充実していたりと、住民にとっては寂しい状況になってしまった…、そんな風に感じました。
閑話休題。

金浦地区入り口にはこのような看板があります。
一方はおしぐらんごの里、もう一つはひったかの里となっています。
これらはどちらも金浦地区に伝わる伝統芸能です。
おしぐらんごは手漕ぎの船による競漕、そしてひったかは提灯により模様を作る行事で、どちらも源平合戦に由来しているといわれています。
前者は旧暦の5月5日に近い日曜日に、後者は土曜日に行われます。

