【吉備中央】半世紀の時を刻む看板|シャープ「アラスカ」と窓辺に残された人形の謎

吉備中央町の賀茂川庁舎の辺りを散策してきました。
交換したばかりのタイヤの慣らしの為の、目的地のない緩いゆったりとした行程でした。

街並みを眺めながら移動していると、古いシャープの看板が見えてきました。


シャープのアラスカという冷蔵庫の看板のようです。
聞き覚えのないブランドだったので、その場でネット検索してみると半世紀ほど前に展開していたブランドのようです。
緑色のいわゆる昭和の冷蔵庫で、シャープ公式サイトによると、1973年に家庭用として初めて野菜室を持った冷蔵庫として登場したようです。

という事はこの看板も半世紀ほど前の物のようです。
これは興味深い…と思い、建物の正面側に回ってみました。


「ヌマタ」というシャープの代理店だったようですが、残念ながら既に営業していませんでした。
手前側の建物が先ほどのアラスカの看板があった建物です。
二つの並びからすると旧店舗でしょうか。個人経営の電気屋さん…といった趣ですが、その割には駐車スペースが広いです。周辺には今でも家電のお店は無く、営業時は多くの客でにぎわっていたのかもしれません。

正面側には半世紀前の冷蔵庫から一転、ソーラーシステムの看板が掲げられています。
ソーラーシステムは現在も普及が活発に進められていますが、この看板の古さからすると1990年代の出始めの頃の看板でしょう。

この時期はそもそもの設置料の負担が大きく、せっかくソーラーシステムを導入しても元が取れるか微妙…というような事を言われていました。ただ、雨の少ない岡山では黒字になる公算が高いとも言われていました。

隣の方が新店舗…でしょうか。
写真の角度的に見づらいですが、その奥が経営者の家になっています。そして店舗だけではなく、その家の部分にも人が住んでいる様子はありませんでした。
かつてはこの周辺の家電や電気関係のトラブルを一手に引き受けてきたであろう建物の寂しい姿に、自分自身の実家のある町にあった町の電気屋さんを思い出しました。


その空き家になっている方の家は、外から見る限り、家具類も全て片付けられた完全な空き家の状態です。
…が、なぜか窓の所に女性の人形だけが取り残されていました。建物の内側なので、家を出るときにこの場所に置いていった…という事になります。
どういう意図で…?

建物の寂しげな雰囲気と相まって、不気味ささえ感じる風景でした。




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