倉敷市児島〜下津井間をかつて運行した下津井電鉄線。
その線路跡を改装して作った自転車・歩行者道路である風の道を数年ごとに定期的に散策している…という話題を、このブログでも何度か紹介しています。
2025年の行程として歩いていて、東下津井駅跡を超えて未舗装区間を進んでいました。
…あれ?この辺りに祠がなかったっけ??
道の両サイドは完全にヤブに覆われてしまっていますが、確かこの奥に祠があったはず。
そう思ってヤブの向こうを見ていると、獣道のようになった道を見つけました。

あった…!
獣道と呼ぶのさえお世辞のように見える風景ですが、笹の先に門柱があるのが見えます。
何度も歩いてきた道なので、なんとなく覚えていましたが、初見の人が見つけるのは至難の業でしょう。

祠の周りは草木に侵食されていません。
人の手が入っているようには見えない状況ですが、驚くべきことに多少の管理はされているようです。
2つの祠が並んでいます。
実はこの祠はGoogleマップにも登録されていて、スポット名は「北辰妙見宮」です。
これは各地で見られる名称で、北極星や北斗七星…要するに夜空を見上げた際に目立つ星々を神格化して祀るようになったものです。
実際、神社を拝むと北に向いて北極星の方を拝むことになります。

祠をズームで。
先程も管理されているようだと書きましたが、流石に榊などは交換されていませんが、しめ飾りは明らかに新しいものです。
2つともが北信妙見宮なのか、それとも別の神を祀るものなのかについての情報は見つかりませんでした。児島の図書館で地元の歴史の本をいくらかめくってみたのですがそれらしい情報は見つけられませんでした。
この場所からすぐ南側に住宅地はありますが、風の道とつながっていないのでかなり大回りをしないといけません。
それに新しい住宅が多いので、北辰妙見宮を管理しているような世代には思えません。
となると北側にある住宅地の方から誰か来ているのかもしれません。どうか次に訪問時にもこの祠が無事に残っていますように。そんなお願い事をしながら帰りました。
ちなみに笹をかき分けながら風の道に出たら、そこから人が出てくるとは思わなかったのでしょう、ウォーキング中の人が悲鳴を上げていました。失礼な、神様にお参りしてきたというのに。

