日本全国の事故物件の情報を集めている「大島てる」というサイトがあります。
自由に投稿できるスタイルのために、不確かな情報や明らかに「事故物件」という表現と当てはまらない物件の情報が掲載されている事もあります。しかしその情報量が膨大なのも事実です。
前回は岡山市の伊島~津島の物件を見ました。今回は岡山市中区の物件を見てみましょう。
その家具の持ち主は…?
中古住宅の詳細情報の中に「告知事項あり」という記載がある為に掲載された物件です。
恐らく大島てるに投稿されている中で最も多いパターンです。
なので詳細は不明です。
気になるのは「写真掲載の家具は販売価格に含まれます」の文言。
こういうのは前の住民が残していったものだと思いますが、その持ち主は告知事項の方なのか…。
事故物件であることよりも、その家具を一緒に買う事の方が気になりますね。
被害者は誰だ
まず最初に投稿されたのはこの件です。
20代の妊婦がマンションの住民の男と口論になり、飛び降り自殺を図ったというものです。
この投稿に対して、次のようなレスが付きます。
当時このマンションの5階に住んでいた妊婦の知り合いで、彼女はそのような被害に遭っていないと証言しています。
これはレスをした「当時の5階妊婦の知り合い」さんの読み違えです。
投稿者と思われる方がこれに対して返信を行っています。
つまり飛び降りた妊婦というのは「当時の5階妊婦の知り合い」さんの知り合いではない別の人です。
その人がマンションの住民の男性と喧嘩をして、感情が高ぶったのか飛び降りてしまった。
妊婦が飛び降りたのは警察の聞き込みの際に「身重で飛び降りた」と聞いたとしています。
つまりたまたま5階に二人の妊婦がいたのですね。
首と腹を…
ご高齢の女性の方が自殺をしたという件ですが、方法が首とお腹を切って…。
まるで切腹の作法を真似たかのような方法です。
この件で恐ろしいのは、次のようなレスがついていることです。
「炎」というのは大島てるでスポットを示すのに用いられているアイコンです。
つまり場所が違うと書いてあるのですが、この書き方からすると内容は違わないような感じです。
本当にこのような死に方を選んだ方がおられたのですね…。
首吊り生き埋め
なんじゃそりゃという案件ですが、残念ながらこれ以上の詳細は分かりません。
首を吊っていたら埋められないように感じるのですが、どのようなシチュエーションだったのでしょう。
前の事件とは
前の事件というのが不明です。
このまま読むなら前に建物を保有していた人も何かしらの原因でこの家で亡くなった事になります。
ストリートビューで確認すると、確かに過去に住んでいた人が今はいなくなっているのが確認できます。
しかし前の事件ということに対する記載は一切ありません。何が起こったのでしょうね。
…ということで、今回はここまで。
今回は中区全体を紹介しました。そろそろ紹介できる地区も少なくなってきました。
県南部が多いのでバランスを取りたいとは思うものの、人口が少ない県北部だと自治体全体で見ても投稿のないケースもあります。
定期的に投稿する最後の辺りで地区を区切らない記事でも作りましょうか。またそれは検討します。
これまでに見てきた他の市町村の物件についてはタグの「大島てる」でお調べください。