岡山市東区邑久郷に天御中主神社という神社を地図で見かけてお参りに行ってきました。
岡山牛窓線の北側、周囲を山に挟まれた谷間に広がる集落の一画にポツンとある小さな神社です。
駐車場は無し。
周囲は細い道しかないので、たとえバイクでも路肩に置いていくというには心もとない状況です。
仕方ないので県道の道幅が広がっているところにバイクを置いて徒歩で頑張りました。車だと近くの商業施設などで駐車するスペースを借りないと難しいかもしれません。
そうこうして歩いて行くと住宅の向こう側に鳥居が見えてきます。

これが天御中主神社です。
狭い敷地内に建物があるので全体が写せるのがこの角度しかありません。
社殿はこの建物が1つだけ。
拝殿、本殿とも分けられていません。
それにしては鳥居に石柱にと、随所にお金がかけられている印象です。
お参りする際はこちらへ。
建物の形状だけを見ると、庇のある奥側の方が拝殿っぽく思えますが、実際はあちら側は祠が一つあるだけで何もありません。
扉前の僅かなスペースにワンカップなどのお供えがありました。
地元ではきちんと認知され、管理、信奉されているのでしょう。
今回この神社にお参りしたのは祭神が神社名にもある「天之御中主神」である為です。
古事記で世界が誕生した際に最初に登場する神として記されています。…が、この神様に関してはそれ以上のエピソードなどがありません。
日本最古の神様でありながら、それ以上でもそれ以下でもありません。その為か、このように主要な祭神として祀られる事は少ないのです。
今回は神社が小さいとはいえ、神社名にもその名前を戴くレアなスポットという事でお参りさせて頂きました。
県道から少し離れるだけでこんなに静かで穏やかな場所があるとは思いもよらないほど、心安らぐスポットでした。