岡山市中区下の浮田神社に行ってきました。
前から気になっていたスポットですが、住宅地の中にあっていかないままになっていました。
少し前に紹介したオハヨー乳業の本社工場を見た時に、兼ねて行ってきました。

駐車場はありませんが、鳥居の前に多少のスペースがあるのでバイクを駐車しておくことは出来ました。

こちらです。
こじんまりとした神社ではありますが、鳥居に随神門にと一通り揃っています。
狛犬はシュッとして可愛らしい。

消火器が対でぶら下げてあります。
防災体制としてはばっちりですが、なぜ両端に…?(笑)

こちらが拝殿です。
神社の歴史については岡山県神社庁にありました。
岡山で浮田と聞くと宇喜多との関係が頭をよぎりますが、ここは実際に宇喜多直家との関連がある神社です。

元々の鎮座地は浮田村沼です。浮田村は現在の岡山市東区の上東地区に位置します。現在の地名では東区草ヶ部、谷尻、中尾、沼、上東北方が旧村域です。
これを宇喜多直家が岡山城を築いた際に移したそうです。直家の時代なので、現在の岡山城の一角である石山城時代の出来事ですね。
経緯については記されていませんが、自分の姓と同名である神社に何かしら感じるところがあったのでしょうか。

これを後に中区下の住民が下に移して産土神として祀るようになったそうです。
寛永3年の棟札が記録として残っているようですが、時期的に見ても宇喜多秀家が流されて池田家に移った後に浮田神社をどうしよう…というような状況があったのではないでしょうか。
池田家からすれば旧体制の名残ですが、かといって神社です。そこでとりあえず城からどこかに移そうとなった時に当時の下村が手を挙げたか、押し付けられたか…というような流れだったのではないでしょうか。この辺りは全て推論ですが、大きく外れてもいないように思います。

では続いて本殿をみていきましょう。

じゃーん。
小さいながらもしっかりとしたいいデザインですね。
玉垣に地域住民の信仰の厚さを感じます。

同時に神社も寺も鎮座地の人口は大切だと思います。

基本財産が云々と書いてある石碑。
この内容がイマイチ分からなかったのですが、総代会が組織された記念のような内容なのでしょうか。
詳しい方がいたら教えてくださいませ。




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