【岡山市】光政公と一緒に岡山に来たお寺、浄覚寺


岡山市北区番町を散策していると、立派な山門が見えてきました。
こちらです。

番町の周辺は空襲の被害をギリギリ避けられた地域であり、中央市街地の中では比較的古い建物が残されている割合が高いです。
この山門も歴史がありそうな佇まいです。


この浄覚寺には岡山藩の歴史にまつわる面白い逸話があります。

お寺の創建の地は鳥取県。
詳しい人ならピンときたかもしれません。
岡山藩主の池田光政が鳥取から岡山にお国替えになった際に、一緒に岡山に移ってきたのです。
それから長い時間を岡山で過ごしてきたわけですね。


本堂はこのような感じです。
先に山門の歴史をもてはやした後ですが、実は本堂は1961年に発生した火災で失われています。
その為、比較的に新しい建物になっています。と言っても半世紀以上が経過しています。

それとやはり町中のお寺なので敷地がそれほど広くなく、建物もこれくらいの引きで撮影するのが限度でした。

さて。池田光政の菩提寺と言えば、岡山市中区の曹源寺がよく知られています。
池田綱政が父の菩提を弔うために建立した寺院で、後の代々の藩主らも曹源寺を菩提寺としました。
その為か浄覚寺はイマイチ池田光政との関わり合いなどがフィーチャーされる事がありません。しかし鳥取から一緒についてきて城下町に寺を構える程ですから、その結びつきは強固なものがあったのでしょう。

歴史好きな人は、ぜひ浄覚寺も回ってみてくださいね。




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