4月の真庭市長選挙に現職の太田昇氏(73)4選目指し出馬表明…京都府副知事から13年に初当選【岡山】(https://news.yahoo.co.jp/articles/c9507e5bb52ae64f7d54911559fa4375693608e4)
任期満了に伴い4月に行われる真庭市長選挙で現職の太田昇市長が4選を目指し立候補を表明しました。
太田市長は真庭市出身の73歳。京都府の副知事を経て2013年の市長選で初当選し、現在3期目です。
選挙戦を知らない市長
真庭市長選への立候補表明はこれが初めてです。
新人候補であればもう少し早めに表明する事が多いですし、もしかするとこのまま無投票でという事もあるかもしれません。
というより、太田さんは選挙になった事がありません。
初当選が2013年で無投票で当選。2期目の2017年も無投票で再選、3選目の2021年もやはり無投票で再選。
この人、もしかして任期中に一度の選挙戦も経験しないまま退任するんじゃなかろうか。
今年で74歳。4年後の任期終了時点で77歳です。
そろそろ若い新人候補が出て欲しいところですが、真庭市の現在の人口が約4万人。私の故郷の玉野市はもう一万人ほど多いですが、それでも無投票が続きました。もう数万人規模の自治体では「誰か市長やってくれよ…」という状況なのかもしれません。
実績について考える
真庭市長の実績としては、やはり大きな話題になったパートナーシップ宣誓制度でしょう。
これは同性などの事実婚の状態を市が婚姻状態と同等の関係であると認める制度です。2021年にこの制度が始まり、2022年には市を超えて宣誓を有効にする相互利用制度も開始しました。(※相互利用は同じ制度を導入いている自治体が対象)
企業誘致に関しては前市長が推し進めてきた補助金などの制度をより拡充し、なんと用地取得に関しては最大で60%の補助が出ます。
土地が豊富にあるのは真庭市の強みですね。
この辺りが実績として。
人口に関しては2013年の就任時が約4万6千人。現在が約4万人。
高齢化率は令和4年度で40%。ここまでは割と持ちこたえてきた印象ですが、高齢化率から考えるとここからの10年、20年はグッと落ち込むことが予想されます。
真庭市の施策を色々と調べていると、人口問題の解決として企業誘致を進めているようです。
もちろん働く場所がある事は人口対策に有効な施策ですが、市民に直接的に分かる補助金などの取り組みも必要なのかなと思ったりしました。実際、この出馬表明をした記事には企業ばかり優遇して…という意見もありました。色々な人がいるのが団体であり、市などの自治体なので分かりやすい取り組みをしていく事も大切なんだろうなと思いました。