瀬戸内市牛窓町の支所周辺を散策していると、こんな建物を見つけました。
うっかり看板を見てくるのを忘れましたが、紺浦地区の公会堂のようです。
なかなか立派な建物です。
周辺は公園になっていて地区の憩いの場として活用されているようです。
敷地は充分に有り、消防団の機庫も接地されていました。もしかするとお祭りなども開催されるのかもしれません。
私の故郷の辺りにはこういう公会堂のような集会所というのでしょうか、住民が集まる建物は無かったので羨ましい気がします。
こちらが全容です。
Googleマップで見ると2014年時点では入り口のところに建物の名称を貼っていたのが確認できますが、今はありませんでした。
マップの方でも文字は読めない程度の画質なので、やはり名前が分かりません。
だんじりの写真が貼り付けられています。
牛窓のだんじりは有名ですね。紺浦地区のだんじりもなかなか立派なものです。
瀬戸内美術館から徒歩圏内なので、興味がある方は回ってみて下さいね。牛窓海遊文化館にも立派なだんじりの展示もあります。
もう一つ興味深かったのはこちらです。
平成16年の台風16号による高潮被害の表示です。
ドアの取っ手部分の辺りまで高潮被害がった事が記されています。取っ手の位置はどの建物も余り変わらないと思うので、家のドアなどで試してみて下さい。驚くほど高い位置まで水が来ていたことが分かります。
16号は8月下旬に猛威を振るった台風で、上陸時の中心気圧が950hPaと強力で、その勢力が長く保たれた事から甚大な被害が起こりました。
普段は「台風は岡山を避けて通る」なんてネタにしているような岡山ですが、この時はかなりの被害を被っています。
私は別の記事で玉野市の市役所の新庁舎の位置を批判していますが、この台風の際に市役所は高潮で水没しています。
ちなみに消防署、警察署も同様の被害を受けています。現在、消防署の本部が深山公園のある高台に移されたのはこの時の教訓でしょう。
閑話休題。
先日別の記事で紹介した幸橋もこの近くです。意外と見どころ豊富な紺浦地区。ぜひ散策してみて下さいね!