津山事件の犯人、都井睦雄。
有名な写真はこちらです。この写真はパブリックドメインになっています。
よく知られる写真です。
この写真を見てあなたはどう思いますか?
ネット上で見ていると非モテ、イケメンではないからお金で夜這いをしていたというような意見も見られます。
しかし事件に関する記録や都井睦雄の遺書などを見ると、肺結核/徴兵不合格(丙種合格)を境に女性から避けられるようになったという流れで、それ以前は普通に集落の女性といい関係を築けていたように思えます。もちろん戦時中の時節柄で年頃の男性が少ないために徴兵前の青年期の男性がモテるという事情はあった筈ですが…。
美醜の感覚については時代の違いもありますが、この写真では分かりづらいです。という事で写真を高画質化する「Remini」で画質を上げてみました。
うぉ、イケメン…!唇の左側に傷跡のようなものがあるのは、元写真に入っていた皺か傷が消えきれなかったものと思われます。都井睦雄の他の写真でこうした跡は見られません。
Reminiに関しては顔が変わる美化されるという評価もあるので、美しくなりすぎているかもしれないという点は記しておきます。その観点で見ると二重になっていますが、元写真の画質の低さもあるので実際どうだったのかは微妙ですね。しかしそれらを差し引いても非モテという感じは受けません。
睦雄の身長、体重のデータは残されていて、約167cm 体重は約60kgとあります。写真で受けた印象では少しぽっちゃりかと思いましたが、寧ろ痩せている部類に入ります。当時の成人男性の平均身長が164cmなので、平均よりもやや高身長です。
これは普通にモテたと考えていいのではないでしょうか。
ついでにカラーにもしてみました。
唇と頬から顎にかけての右側の汚れは高画質化の際と同じで元写真の影響によるものです。
作った順序については元写真→AIによるカラー化→Reminiです。
今回のやはりやや広めの二重になっています。元写真が同じなので当然と言えば当然ですが。最初にAIでカラー化した写真がこちらです。
よく見ると目元に二重の皺のように思える痕跡が見られます。
やはり二重だったのでしょうか。
他に目元がはっきり写った写真があれば、試してみたいのですが今のところそれらしい写真はありません。
…というか、都井睦雄の写真自体がこれともう一つ別の写真くらいしか見た事がありません。当時の山奥の集落で暮らす普通の青年の写真というのは、それくらいしか残っていないものなのかもしれませんね。