瀬戸内市牛窓町の海水浴場周辺を散策していると、立派な石垣が見えてきました。
その上には窓のない建物が見えます。

こんな感じです。
窓が無いので最初は倉庫かと思いました。
高い石垣の上で高潮の害を受けないように、食料貯蔵庫のようなものではないかと。

大外れでした。

愛宕宮という神社でした。
なかなか立派ですね。

窓のない建物が写真向かって右側で、拝殿になるのでしょうか。
左側が本殿です。

境内の広さに対して巨大な本殿だと思ったら、本殿を覆う上屋が作られています。
拝殿?と書いた方は、もしかすると倉庫で正解なのかもしれません。小規模な神社ですが、歴史は長そうです。

こんな感じです。
訪問時は近くにハチの巣があったようでアシナガさんが飛び交っていました。
彼らは基本的に温厚なので刺激しないように気をつければ問題ありませんが、苦手な人はお気を付けください。

神社の由緒に関する資料は見つけられませんでしたが、愛宕宮なので愛宕神社を分霊してきたのでしょう。
ご利益としては昨今は恋愛の神様としても知られるようになりましたが、伝統的に知られるのは防火(防災)です。
周辺は現在でこそ鄙びた住宅街といった趣ですが、かつては港町として栄えていたようです。飲食を提供するようなお店も多かったでしょうし、その頃に火事が起こらないようにと近隣の人たちで設置した神社…という感じではないでしょうか。

手水は天然水でした。
メダカの飼育でも出来そうなグリーンウォーターになっていました。
愛宕宮から徒歩圏内に牛窓神社があります。近隣の人がお参りに行くのはそちらが多いのでしょう。愛宕宮はやや寂しい感じがしました。

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