もう随分と前の話題になりますが、最上稲荷にお参りに行ってきました。
初詣の時期は混むので、2月や3月くらいに最初のお参りをするのが定番です。

1月を過ぎると参拝者の数も落ち着き、参道のお店もお休みにしているところが増えています。
初詣の時期だけお参りに来る人は意外と驚いたりするのですが、参道のお店の大半は普段はご覧の通りにお店を閉めています。

中には普段は店主が老人ホームのような施設に入居し、イベントのある時だけ来るというようなお店もあります。

閑話休題。

今回気になったのはこちらのお店です。

見た感じではイベントの時期でも営業しているか怪しい雰囲気です。
実はこの建物…、正面側に大きな穴があります。

ちょっと好奇心をくすぐられて、中を覗いてみました。
もちろん穴の付近で撮影をするだけです。

正面から見るとこのような感じです。
什器の感じだと飲食店のようにも見えますが、お店の外には「花屋みやげ」と書いてあります。手前側のスペースでお土産を販売し、バックヤードの部分が生活スペースといったところでしょうか。

床の痛み具合からして、臨時でも営業をしている様子は伺えません。
恐らく人が立ち入れば抜けます。

別角度から。
レトロな扇風機が残されています。

岡山県下では最大の人手を誇る最上稲荷とは言え、ここでお店を継続していくのは難しいでしょう。
そして残念ながらこういう店舗跡は参道沿いに徐々に増えてきています。
今はまだ崩壊にまでは至っていないものの、そう遠くない未来には建物の除去も含めて検討が必要な時期が来るでしょう。
そしてその後に再び建物が出来るというのは難しいのではないでしょうか。

最上稲荷の門前町も徐々に変化を迫られている。そんな風に感じました。




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