瀬戸内市立美術館の辺りを散策していると、岡山牛窓線の南側の駐車場の一角におはよう広場という場所が整備されていました。
紺浦子供会が設置したと思われる時計と看板があります。
この広場は本当にローカルな場所のようで、瀬戸内市公式サイトなどでも全くヒットしませんでした。
時計も時間が合っているので、きちんと整備されているようです。
今回の話題は写真の右側にあるものです。
「さいわいばし」とあります。
どこかに架かっていた橋を移設してきたようです。
なかなか古い橋だと思い見てみると、文政12年とあります。江戸時代後期のものです。
残念ながら現地にどこに架かっていたものなのかどうかなどの情報はありません。
橋の上には世界連邦宣言の塔と平和の碑が設置されています。
前者は公式サイトによると「世界連邦宣言自治体全国協議会は、地球規模の問題を扱う一つの民主的な政府(世界連邦政府)です。」とあります。世界を統合した政府の成立を目指す組織です。将来的には名前の通り世界連邦という政府の成立を目指していますが、今のところは民主的な組織でしかありません。
日本では綾部市が最初に宣言を行っています。
瀬戸内市では2015年に宣言を行ったようで、その記念に作った石碑を設置する場所としてこの橋の上が選ばれたようです。
…どうして橋の上にという疑問もありますが。この橋は公式サイトや観光サイトなどでも紹介されていません。
貴重なものですし、人気の瀬戸内市立美術館のそばにあるわけですから、併せての観光などを推進してもいいのではないでしょうか。