牛窓町鹿忍の辺りを散策していると、こんな看板を見つけました。
この辺りが通学路になっているようで、交通安全の看板が三枚並んでいました。
看板の様子やデザインの感じから、相当古いものである事が想像できます。
左側が時計店、右側がメガネ屋さん。後述しますが時計店はメガネも取扱商品である事が多いので、もしかすると競合店同士なのでしょうか。どちらかが先に出して、あそこが出すならうちも出す!という感じで隣に増えたとか、そんな経緯でもあったのかもしれません。
さて、それではお店を特定していきましょう。
左側の時計店は残念ながら肝心の店名の部分が見えなくなっています。こういう看板類は地元の商店、企業が協賛して作っているはずです。
現在でもお店があると仮定すると、牛窓町では勝本時計店があります。会社名も時計店がつくので看板と条件が合致します。
上のお店です。お店の看板も年季が入ったものが多く、営業期間は長そうです。交通安全の看板を出したのはこちらのお店の可能性が高そうです。
勝本時計店の看板にもある通り、昔からの時計店は時計の他にメガネ、宝石と言ったアイテムを扱っています。最近だと補聴器もメガネ屋の扱い商品ですね。
私自身もメガネを使いますが、意外と一度お世話になったお店を変えない物なんですね。私も今のメガネを作ってもらったお店で18年もお世話になっています。
続いて右側のメガネのいしばしさん。
こちらは残念ながら検索してもヒットがありません。検索範囲を広げて岡山市東区や瀬戸内市にしても、それらしいお店は見当たりません。ネットの電話帳で2000年版を見てみましたがこちらも空振りです。
早々に閉業してしまったのか、会社名を全く違う物に買えてしまった可能性も考えられます。
時計と同時にカツラを扱うというユニークな感じに興味があったのですが…。
続いては三つ目の看板を見てきましょう。こちらはかなり錆びているので、加工して文字を浮き上がらせています。
かつて岡山市西大寺地域にあったボウル西大寺というボウリング場の看板です。
こちらに関しては既に廃業している事は把握済みです。
場所は現在のAコープです。
この敷地全体がボウリング場だったのとすると、かなり大きな施設だったのでしょう。
ボウリング場は昔の観光便覧などにリストがあったりするので、情報が得やすいです。西大寺には他にも両備が運営するボウリング場や、現在のニシナ西大寺店がある場所にケーカンボウルがあったそうです。ボウリング場の激戦区だったのですね。
余談ですが鹿忍と言えば水没ペンション村の所在地として良く知られる住所です。
もしかして瀬戸内市で最も有名な地名だったりして…。(関連リンク:水没ペンション村)