リニューアルした旧吹屋小学校の校舎を見学した帰り道で、久し振りに銅栄寺にお参りしてきました。
小学校跡とお店が立ち並ぶエリアのちょうど中間くらいにある寺院です。
元々は単に観音堂とされていました。
泉屋が経営をするようなった時代に祀られたと考えられており、後に銅山の更なる隆盛から銅栄寺と呼ばれるようになりました。
…という華々しい経歴とは異なり、建物自体は簡素な観音堂といった印象です。
以前に訪れた時は墓地の管理のための建物かと思い、銅栄寺なのかどうか疑問に思ったほどです。
これが2012年の銅栄寺の様子です。
日本遺産に指定された影響なのでしょうか。土壁だった部分には板が当てられ、全体的に綺麗になりました。
これならお寺かどうか悩むようなこともありませんね。
境内にある社は余り変わっていませんでしたが、建物の周りに茂っていた草は刈られていて鬱蒼とした雰囲気はなくなりました。
観光地の建物らしくなった印象です。
以前あった無縁墓石の持ち込み禁止の看板も無くなっていました。
この種の看板を始めてみたのもここ銅栄寺が初めてでしたが、墓地ではたまに見られる看板です。
処分に困った墓石を墓地に放置していく人が本当にいるようです。枝を隠すなら森の中とは言いますが、驚きの発想です。
余り見ていて気持ちの良い看板ではないので撤去されたのですね。
インパクトのある看板だったので少し残念な気持ちもありますが、あぁ観光地のスポットになったんだなぁと感じました。