最上稲荷・八畳岩とは?

岡山市北区の最上稲荷から奥之院へ続く山中に、八畳岩という大きな岩があります。
かつて報恩大師が孝謙天皇の病気の快癒の為に祈願を行った地です。

その祈願をしているところへ、白狐に乗った最上位経王大菩薩が降臨しました。
そして孝謙天皇の病気が治った後、現在の最上稲荷の地に龍王山神宮寺が創建されました。

この神社は備中高松城に関わる戦火に巻き込まれて建物が焼失してしまいます。
後に高松城の城主・花房職秀が日円聖人を招き神宮寺を再興しました。
これが現在の最上稲荷です。

八畳岩への道のり

最上稲荷の本堂の裏に移設されている旧本殿から、奥之院へ向かう道の途中に下記のような看板が設置されています。

概ねこの看板に従って進むと到着できます。
足元はあまり良くないので、入念な装備は必要ありませんが、歩きやすい靴は用意しておいたほうが良いでしょう。

道中にはこのような古い看板も残されています。

途中にはこのようなスポットもあります。

巖開明王という社のそばにあるこの泉は、報恩大師が修行中に岩が割れて清水が湧き出したという伝承があります。
尚、飲用ではありません。

八畳岩

八畳岩に到着すると概ね、このお社が見えます。
順路は八畳岩の上に続いているので、そのまま進むと岩が見えないのです。

このお社を見ている時、あなたが立っているのが…八畳岩です。

八畳岩の全容を見るためには、岩窟と呼ばれるスポットの方へ進みます。
そうすると岩が全て見えます。

これが最上稲荷の八畳岩です。
八畳岩という名称は全国各地で見られるもので、畳が8枚敷けるくらい大きな岩という意味です。

この下の岩窟で報恩大師が祈願を行っていました。
中に進むことは出来ませんが、広い場所ではないので外から見られます。

祈願を行う場所なので贅沢は言えませんが……、ちょっと狭いですね。
人1人が入ったらいっぱいです。

しばし感慨にふけって、それから帰りましょう。




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