浅口市を散策している際、鴨方駅へ向かう途中でこんな建物がありました。
岡山西農協の六条院支店の跡地です。
近くの支店と統合されて廃止になった建物です。
時期は調べきれませんでした。
googleマップのストリートビューで、2014年時点の営業と2019年時点の廃止は確認できました。
wikipediaで岡山西農協の沿革を見ると2006年に六条院農協と合併した事が記されています。
支店にしては立派なこの建物は、旧六条院農協だった名残でしょうか。
建物の周りにはレトロ調な看板があります。
「くらしに力を 農協貯金」
これは現在のJAバンクとイコールで良いのでしょうか。
ちなみに農協ではお金を預ける行為を預金ではなく貯金と呼びます。
そしてそのすぐそばに次の看板。
「のうきょう キャッシングコーナー」
キャッシュディスペンサーが置いてあった名残でしょうか。
ATMが出てくる以前、現金のやり取りをする機械をキャッシュディスペンサーと呼んでいました。
略称はCD。
窓口業務の一部をこなせるATMに対して、CDは現金のやり取りのみを主とします。
ファミコンゲームのMOTHERで、パパに振り込んでもらったお金を引き出す機械がキャッシュディスペンサーです。
2010年代まで現役だった建物なので、CDではなくATMが設置されていたと思います。
恐らく意味として間違いがある訳ではないので、旧来のまま看板は変えていなかったのでしょう。
たまたま通りすがりましたが、レトロな看板が見れて楽しかったです。