吉備中央町の円城寺ふるさと村を中心に散策している途中でこのような建物を見つけました。
倉庫のような、そうでもないような。不思議な雰囲気の建物です。
既に使用されていないようで、庇の瓦が崩れそうになっています。
建物中央の薄板は「青果物市場速報」と書いてあります。建物のすぐ近くにはJAのガソリンスタンド跡もあるので、恐らくこの建物も農協が使用していたのでしょう。
窓から中を覗いてみるとこのような感じです。
測量や仕分けを行っていたのでしょうか。
見た感じでは建物から受ける印象よりも最近まで使用されていたのかも知れません。
ちなみにこの建物、道路から一段低い場所に建てられています。なので外から見える部分は1階ではなく2階のようです。
1階は下の写真のような感じです。
スーパーなどで見られるような什器が幾つか残されています。下には古そうな柄の缶飲料が転がっています。
どうやらこの建物は直売所かスーパーとして使用されていたようです。
道路から見えない1階で販売していたとは思えず、2階が店舗スペースだったのではないかと思いきや、こんなステッカーが1階部分に貼ってあります。
アルギンZは現在も販売されている栄養ドリンクです。こういうステッカーは店舗の入口付近に貼るものでしょうし、やはり1階がお店スペースだったのでしょう。
この建物にはもう一つこんなステッカーもありました。
「マスク必着運動」です。
ちょうど訪問時期は新型コロナウイルスの対策として着用が半ば義務付けられていたのが、少しずつ緩和されている時期です。
昔にもマスクの着用を求めた時期があったんだなぁ…と思っていたら、違いました。
「くすりまき 父さん! 母さん! ハイ!!マスク」
これは農薬散布の際にマスクを必ずしましょうという呼びかけのようです。
なるほど、その時はマスク必着ですね。
One thought on “【レトロ】吉備中央町の農協の店舗跡を見てきたよ”