倉敷市の水島地域を歩いていたら、懐かしいマークを見つけました。
こちらのシャッターですが…、黄色い丸で囲んだあたりに昔のナショナルのNマークがあるのは判るでしょうか?
凄くうっすらとですが、パナソニックが長らく用いてきた製品のブランド名です。
2008年10月からパナソニックに統一されて消滅しました。
恐らくここは系列電器店のナショナルショップだったのでしょう。
Nマークが使われていたのは1950年代から1987年までですが、一部の製品ではこの後も使われていたそうです。
Nマーク以前にはよく似たナショナルマークがありました。
実はNマークはナショナルマークを「N」の文字の中に入れたものです。
なのでよく見るとロゴの上下に切れ目が入っています。
これはNの字の痕跡なのです。
ところでお店の外にはゴミ?と思われるものが出されていました。
なんとキリンビールの古い箱がありました。
小指がピーンと立っていて、なんだかすがすがしい感じが仕舞う。
製氷皿、冷水器と書いてあるので…元々はビールのグラスでも入っていた箱だったのでしょうか。
近くには現役の頃に用いられていたと思われる看板がひっそりと置いてありました。
ところで今回の記事を書くにあたって調べていると、当時のパナソニックには系列電器店には2種類のお店があったそうです。
一つはナショナル製品のみを扱うナショナルショップで、もう一つは他社製品も扱うナショナル商会という業態です。
当時のお店のレイアウトなどに何か違いがあったのかは調べられなかったので、もしかすると今回の記事のお店もナショナル商会だった可能性もあります。
その点はどうぞご了承くださいませ。