倉敷市水島地域と言えば工業の街ですが、レトロな看板類が残されている事も見逃せません。
めちゃくちゃ古いものではなく、昭和の終わりごろ思われる少し懐かしい感じのものです。
では紹介していきましょう。
まずは電気屋のシャッターに描かれた「ナショナル」。
パナソニックの旧ブランド名です。ナショナル自体は徐々にパナソニックに統一されながら2008年まで使用されています。
今回紹介するのはその中でもNマークと呼ばれるマークです。
社名の文字は「ナショ文字」と呼ばれるフォントです。
使用されていた期間はネット検索でも判然としませんが、積極的に使用されていたのは1980年代までのようです。
続いてはレトロというよりもユニークなスナック「パンパース」。
パンパースと言えば世界的に知られる紙おむつのブランド名です。
甘やかす、大切にするという意味があるそうで、スナックの名前にも合っていると言えば合っていますが…。
なんだか、変なプレイでも出来そうに思えてしまいますね。
続いては日清製粉グループの一員だった日清ペットフードの看板です。
2020年に三菱系の同業であるペットラインと合併しました。
ラブリーのブランド自体は合併後も用いられていますが、この看板はかなりの年季モノに見えますね。
そしてこちらは飲み屋です。
ボーイセット、各種ビデオは放映中。
どういうお店だったのか、ちょっと分かりません。
男性と映画でも見られるサービスをしていたのでしょうか。
続いては福山通運、福通の宅配便の取次店看板です。
福山通運はマスコットを用いていない会社ですが、この看板にはキャラクターが描かれています。
マスコットに昇格する事なく消えて行ってしまったのでしょうか。
wikipediaによるとマスコットを使わないのは近鉄グループに見られる傾向のようですが、福山通運は2021年6月に資本関係を解消し、業務関係程度の関係になったそうです。
もしキャラクターを検討しているようでしたら、ぜひ彼の事を思い出してあげて下さい。
続いては飲み屋街を一気に逝きましょう。
頭上にある「チーちゃん」。
ただでさえ上で見づらいのに、フォントの向きが縦書きの横置き…。
目がチカチカします。
その隣に筆文字の道玄坂。
なかなかいい雰囲気です。
こちらは営業しているお店が多い辺りです。
テントで少し隠れていますが、スナック「わがまま」のフォントが平成初期っぽくてかわいいですね。
…と、こんな感じで水島のレトロな看板を集めてみました。
まだまだ色々な看板がありますので、ぜひ水島を散策する際は探してみてくださいね。