先日、岡山市の日応寺様にお参りしてきました。
言わずと知れた岡山空港の所在地の住所が日応寺、その由来になっているのがこちらの日応寺様です。

立派な山門。
一概には言えませんが、地名になるくらいの寺社は見て納得…という規模のところが多いですね。
尚、漢字は「日應寺」が正式のようですが、読みやすく親しみもある日応寺で統一します。
…これ、書いておかないと本当にメールとか来るんですよ。話が脱線してしまうのですが、文豪の内田百閒の「閒」の字が、昔のパソコンや携帯電話では表示されないことがあって、「間」を使っていたのですが、これはもう10件以上の指摘が飛んできてます。
…閑話休題。
寺院の名称は勅命山 日応寺です。
この変わった山号は聖武天皇、孝謙天皇、桓武天皇の三天皇の病気快癒の祈祷をこの寺院で行ったことに由来します。
桓武天皇がこのことに感謝し、勅使を日応寺に遣わせて感謝を伝えたという事から、山名になりました。
創建は古く718年の事と言われています。
ただしこの時点での宗派は三論宗。後に天台宗に改修し、更に1559年に現在まで続く日蓮宗になりました。

本堂です。
立派すぎる…。普段、下手すれば屋根が抜けてしまっているような寺社にお参りすることが多いので、こういう立派なところに来ると戸惑ってしまいます。
江戸時代末期の建物だそうですが、よく管理されており、もっと新しい年代の物のように見えます。
ところで先の日蓮宗への改修は政治的な圧力によるものだったそうです。この時に山号を吉祥山に変えさせられています。後の時代に山だけ勅命山に戻しています。
天台宗からの改修が自らの意志ではなかったにせよ、長く日蓮宗の寺院として続いているので、そこは戻さなかったのでしょう。
ちなみに天台宗時代には栄西がこの寺院で修業したとも伝えられています。
境内の散策については、とにかく色々な建物があるので一つずつ見ているだけでもそれなりの時間がかかります。
また本堂から更に奥に進んでいくと、水業を行っていたと思われる設備が残されています。

