笠岡の奇跡的な焼け跡、立派な日本家屋の怪

笠岡市金浦で古い街並みを求めて散策していると、思っていたような古めかしい建物が見えてきました。
…が、近づくほどに何やら様子がおかしいです。

そして目前に迫ってきて分かりました。


こちらの建物は火災に遭っていたのです。
遠くから見るとダメージが分からなくて気づきませんでしたが、近くに来てみるとガラスも外されていますし、ドアなども全く残っていません。
それらを支えていたであろう木枠のみが焦げて残されています。

室外機も外側のみを残してファンなども失われています。これは相当な火災だったのだろう…と思いました。

ですが、もっと近づいてみると意外な風景が広がっていました。


…あれ?

建物中には伝統的な日本家屋の風景が広がっています。
何事もなかったかのように。


隣の部屋も。
建物の外側がこれだけ焼けているのに、内部に関しては驚くほど影響が出ていません。これは凄い。ガラスなどを当て直せば、そのまま住めるんじゃないかと思うほどのコンディションに見えます。

AIで尋ねてみたところ、可能性として延焼などで外から焼けたのはないかとの返答がありました。
そして迅速な消火活動によって内部に火の手が回る前に収まったのではないかと。それに加えて立派な木材で作られた建物なので形成された炭化層が断熱材としての効果を発揮して内部への被害を押しとどめた、窓などの戸締りがきちんとしてあった為に中で燃え広がるほど酸素がなかった…という付加要素があったのではないかとも出てきました。

日本家屋などの気密性に関してはどうかなと思うものの、見るからに立派な建物なので炭化層が断熱材の効果を発揮したというのはありそうな気がしますね。

この建物はストリートビューで確認できる限りでも3年前の2022年にはこの状態でした。
いくら建物が無事に見えても、火災による影響がないわけではないでしょうし、持ち主の方がおられるなら早めの対応が必要かもしれません。
金浦では2024年に相続放棄され持ち主がいなくなった空き家の略式代執行による取り壊しが実施されました。もし対応できる人がいないのであれば、早めにそういう措置をとるのもいいかもしれませんね。




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