【玉野市】玉野・日比中存続を要望 市、市教委に住民グループ

玉野・日比中存続を要望 市、市教委に住民グループ(https://www.sanyonews.jp/article/1784157

 玉野市教委が進める小中学校の再編を巡り、日比、玉地区の住民らでつくる「学校統廃合を考える会」は28日、2027年度に宇野、玉中との統合が予定されている日比中の存続を求める要望書を市と市教委に提出した。

要望書では、統合後の校地となる宇野中は津波浸水想定区域内に立地する▽登下校で事故の危険性が高まる▽地域から学校がなくなれば人口減少や衰退が進む▽行政が一方的に統合を進めている―などと指摘。「日比中の存続を強く要望するとともに、十分な議論のもとで市民の理解と合意が得られる計画への見直しを求める」としている。
(引用:山陽新聞デジタル 2025年08月28日)

日比中学校存続の声

玉野市の小中学校再編に対して、ちょっとした動きがみられました。
市内で賛否はいろいろと聞くものの、おとなしい市民性か、それとも人口的に仕方がないという割り切りか、目立った反対運動は見られませんでした。
今回の動きは日比中の存続を求めるという動きです。

日比中学区の再編計画は宇野中、玉中、日比中を27年度に統合し、新学校は宇野中に設置という内容でした。
ここで日比小学校、第二日比小学校の廃止について触れないのは、小学校の再編が「玉、玉原、日比、第二日比小を29年度に統合。再編で無くなる日比中に設置」となっているので、影響が少ないためですね。
そもそも日比中学校が存続することになれば、統合によって出来る新小学校の設置場所も変わってくることになりますが、それが例えば旧玉中学校に設置、玉原小学校跡に設置となったらまた小学校も反対!とかになるのかもしれませんが。

理由は?

ではどうして反対なのでしょうか。
内容を見てみましょう。記事中に掲載されていた理由は4つ。

・宇野中は津波浸水想定区域内に立地する
・登下校で事故の危険性が高まる
・地域から学校がなくなれば人口減少や衰退が進む
・行政が一方的に統合を進めている

これに関して1つ目は個人的には賛同します。
新市役所も現市役所周辺が水没したことがあるエリアに建てられますし、今の玉野市役所は海辺にありながら高潮などへ対する意識が低すぎると思います。

2つ目の登下校中の事故に関しては、一定の距離がある生徒はスクールバスを使う事が提示されています。宇野中との距離がある日比中学区はバスの対象になりそうですが…、そもそも彼らは自転車通学とバス通学が危ないとしています。バスも交通事故のリスクはありますが…、うーん、どうでしょう。
日比中学校が存続したとして、想定しているのは日比中/玉中の合併のようです。玉中学校区のうち、玉…、もしかすると奥玉くらいまでは自転車かスクールバスの対象になると思います。そこら辺の住民に関してはどうするのでしょう。同様に危ないから玉中も存続とするのであれば、もう再編自体が再編です。
部活動や受験勉強などで下校時間がまちまちになりがちな中学生の運用について大丈夫なのか?という疑問はありますし、スクールバスの運転手の確保も極めて難しいと思います。なので通学に関する問題がないとは思いませんが、この部分の主張に関しては無理があるという印象を受けます。

3つ目の人口減少、衰退に関しては個人的には仕方ないと思います。これ、順序が逆なんですよね。学校があっても人口減少や衰退が進んだから、学校再編という現実が生じてきているわけです。もちろん学校が無くなることで、その後の巻き返しも難しくなります。住んでいる土地をもう諦めてと言わんばかりの対応は受け入れがたい部分があるのは理解します。

そして最後の行政が…の部分。これを読んでお察しな方もおられると思いますが、今回の学校統廃合を考える会は共産党が組織する市民団体です。
別にだからどうこうというわけではありませんが、恐らくこの部分が最も気に入らなくて、元市議である松田達雄さんのおひざ元である日比中学校区から反対運動が立ち上がったのだと想像します。
ただ松田達雄さん、とりあえず反対ありきというイメージの強い共産党にあって、よく調べたうえで声を上げる人物でもありました。
ブログをされていて、そこでは調べた事が色々と書かれていて、私自身も何度か参考にさせて貰ったこともあります。

共産党の団体で日比中と限定している事から、今回の動きが市内でメインストリームになるとは思えませんが、呼び水になって不満に思っている、再考を求めたいと思っているような人たちの動きがみられるようになれば、再編後にしこりを残さずに進められていいのではないかと思いました。




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