【玉野市】小中校再編の計画素案に保護者らから懸念相次ぐ…

小中校再編 計画素案に懸念相次ぐ 玉野 丁寧な合意形成を求める声も(https://www.sanyonews.jp/article/1638681?rct=area_tamano

玉野市内で小中学校の再編論議が熱を帯びている。市教委は現行の14小7中を2029年度までに6小3中にする適正規模・適正配置計画素案を示し、10、11月に地域説明会を開催。保護者、住民から登下校時の事故や学校がなくなり地域が衰退することへの懸念が相次ぎ、丁寧な合意形成を求める声も上がった。市教委は意見を踏まえた修正案を12月に公表する予定だ。

このブログでも以前に触れた玉野市の小中学校の再編案についての続報です。
2025年度の鉾立小の休校から、27~29年度と段階的に統合を進めていき、最終的に小学校6校、中学校3校と現在の半分以下の数にまとめるという計画が立てられていました。
今回の記事はこの素案について説明会に参加した保護者や地元住民の意見です。

私は子供がいないので正直、このニュースについて実際の保護者がどのように受け止めるのかは分かりませんでした。
…が、結果としては「やっぱりそうだよね~」という感じでした。
そもそもスピーディすぎる感じは否めません。2024年6月に素案が出て、29年度には小中学校が半分以下になるという急ピッチな計画です。
例えばですが、岡山市の岡山中央小学校も約5年という急ピッチで合併が進められていますが、前段階として2001年に2校ずつの合併で岡山中央南小学校、岡山中央北小学校を設立、2005年にこの2校を合併して岡山中央小学校としました。そういう段階も置かずに、一気に半減。これは抵抗があると思います。

記事中の意見をピックアップしてみましょう。

「小学校低学年が炎天下で2、3キロも歩いて通えるのか」
「1クラスの児童数が増え、先生1人で見られるか不安」

まず通学の距離に関してはスクールバスでの対応の話しも出ていますが、徒歩通学の圏内として小学生が3キロ、中学生は自転車通学で6キロまでとされています。
3キロは低学年でなくても結構な距離だと思います。
じゃぁ例えば全域をバスで対応するとして、それだけの運転手を確保できるのか?というのは、気になるポイントです。
運転手不足の時代です。スクールバスで行きますよ!と回答しながら、蓋を開けたら2,3キロどころかそれ以上も歩く事例が出てくるかもしれません。ここはスクールバスで通学となるであろう地区の人も詰めておいた方が良いと思います。

もう一つの点に関しては、慣れで対応できると思います。都心部の学校に行けば1クラスの生徒数が多くても対応している事例はあるでしょうし。教師は異動を繰り返しているので、既に生徒数の多い学校を経験済みという人もおられるでしょう。
ただし子供を田舎で育てる事を選択した保護者の中に、田舎の方がきめ細やかに対応してもらえそうという事を期待していた方がおられるなら、それは難しいかもしれません。

距離のほか坂道の多さや猛暑、イノシシの出没などを挙げて安全面を疑問視した

これも懸念点ですね。
例えば私の故郷である玉野市玉。小学校は現在の日比中学校の場所になる予定です。
通学路をどのように設定するかにもよりますが、3キロと言う徒歩通学の目安に当てはめると玉に住む児童の多くが徒歩通学になります。
三井造船方面(和田)経由なら平地が大半ですが、もし玉原経由になると坂道だらけです。小学校生活6年を終える頃には陸上選手が誕生しているはずです。
それと記事とは関係ありませんが、奥玉、玉原の人は玉原~日比で行かないと尋常ではない大回りをすることになりますが、日比中手前の鬱蒼とした道を子供に歩かせるのは、ちょっと怖いなと。学校の整備だけではなく通学路(道路、歩道)の整備も同時進行で進めて欲しいと思います。

イノシシに関しては現時点で玉野市のどこを歩いてても遭遇する可能性があるので、その対策はちょっと難しいですね。
しいて言えば猟友会とのもめ事を解決して、協力体制の再構築してもらうというところでしょうか。(関連リンク:イノシシ駆除の新体制が逆効果、猟友会が市の業務から撤退

「新たに住む人がいなくなる」
「一つ一つの学校を大切に考えて」

地区内から学校が無くなる玉、山田、そして半減する八浜からの声だそうです。
これに関しては私の以前の記事でも触れました、学校が遠い上に徒歩通学の県内となると若い世代が引っ越し先として選ばなくなる可能性が高いでしょう。
教育委員会の動きはそれとして、玉野市の目指す方向性としてそれでいいのか?という事とのすり合わせが出来ているのか気になるところです。

教育委員会の代表者の話しとしては「人口減が進む中、授業や学校行事といった教育活動で子どもの可能性や選択肢を減らしたくない。意見をしっかりと受け止め、子どもたちのための教育環境を整備したい」とありますが、やっぱり性急に進められている感じがあるんですよね。
何か急ぎたい事情でもあるのでしょうか。役所なので定期的な人事異動があって、どうしても自分の代でやりきりたいとか…?
余り考えすぎると陰謀論者のようになってしまいますが、やっぱり気になるんですよねぇ…。

1つ記事中で笑ったのがこちら。

一方で中学校が残る東児、宇野、荘内地区では、保護者から統廃合の見直しを求める声は出なかった。

そりゃ関係ないもん(笑)
子供が通う学校に遠くから通ってくる子たちが来るらしいよ、大変だね。でおしまいでしょう。
ただし東児に関しては再編してもまだ生徒数が少ないので、すぐに再々編(?)の必要が出てくる可能性があります。2023年時点の数字で2校を統合して119人の生徒しかいません。今回の再編の基準は1クラス20人以上で小学校は2クラス、中学校は3クラス以上という数字が設けられています。新東児中学校は誕生した瞬間にこの基準を割り込んでいる事が予想されます。もしかすると先に挙げた岡山中央小学校の例のように数年後に2段階目の統合が行われるような事態も予想されます。

もし再度の統合となれば距離的に最寄りの宇野中学校が相手となりそのまま宇野中学校の校舎を使うとなると、通学距離は10㎞を超えます。もしかすると新当時学区の方は再編の話題の中で最も統廃合についてよく調べておかないといけない当事者なのかもしれません。




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