植松駅の写真を整理していて、駅前にあった彦崎タクシーの営業所の写真を見つけました。
ブログ記事にも使った写真です。

こちらです。
この記事を投稿したのが2021年の事で、当時は既にここが運用されているような気配はありませんでした。
そういえばこの場所はGoogleマップに登録されいたりするのだろうか…?と検索したところ、予想外の検索結果がヒットしました。
なんと廃業していました。
時期はこの記事を書いている5か月ほど前の2025年2月の事です。虫の知らせというのか、ずいぶんタイムリーな事です。
そして同じ検索結果のページに興味深いPDFが張られていました。
こちら、タイトルは『彦崎タクシー事業廃止に伴う 営業区域外旅客運送による交通空白解消について』です。
簡単にかみ砕いて解説します。
タクシーも含む緑プレートの車は発着地のどちらかが営業所に定められた営業区域である必要があります。
彦崎は岡山市なので、岡山市から出発するか、到着地が岡山市である必要があります。なので基本的には岡山市のタクシー会社が対応する事になります。
ここで近くで彦崎駅をカバーできる会社がない事が問題になりました。
台数の多いタクシー会社が近くになかったのです。近くにある会社は岡山市南区藤田の藤田タクシーと同南区迫川の福島タクシーです。どちらも台数が少なく、彦崎の需要まで対応できない場合が多いようです。
そこで倉敷市、早島町を営業区域とする倉敷交通圏から、茶屋町駅で待機する旭交通と早島タクシーに特別許可を出し彦崎周辺をカバー出来る(営業区域外旅客運送)ようにすることを決めました。
2025年8月から開始の予定です。

以前に彦崎駅を散策した時に撮影していた彦崎タクシーが入居している建物の写真です。
駅を降りるとすぐそこにあるので、周辺の方にとっては貴重な足だったのでしょう。
茶屋町駅と彦崎駅の距離は約4キロ、所要時間は10分程度です。
資料を読む限り駅前で待機している車が空いていれば回してくれるという形なのでしょうから、電車の到着時刻直後などは手配が難しくなったりするのかもしれませんが、距離だけで見ればかなり利便性は高いです。
タクシーに関しては運転手不足の影響か、街中でもなかなか手配が出来ない、数十分ほど待たなければならないというような状況になっています。
今回の措置のように営業区域を柔軟に広げていくような対応が、他でも求められているのかもしれません。
ところで余談ですが、彦崎駅はかつて茶屋町~下津井間を繋いだ下津井電鉄線で、終点の候補になっていた駅です。
地元住民の同意が得られず、茶屋町駅が終点となりましたが、長い年月を経て茶屋町と彦崎がタクシーでつながるようになるというのも興味深い出来事ですね。

