久し振りにJR彦崎駅に行ってきました。
最寄り駅でもないので久し振りと言っても、過去に一度来たきりの場所です。
1910年に宇野線の開業に合わせて開業した駅です。
開業時の名前は味野駅。
これは児島の市街地の児島味野の地名を指しており、開業時に味野町へのアクセスが良い場所だった事に由来します。
今の感覚では随分と遠いですが、宇野線には由加山お参りの最寄り駅という同じような由加駅を名乗っていた迫川駅もありました。
当時の駅名は所在地よりも目的地が重視されていたのかもしれません。
閑話休題。
ホームはこんな感じです。
無人駅ではありますが、待合所が大きくて立派に見えます。
wikipediaによると備前片岡駅が灘崎地区の中心駅らしいですが、建物で見ると彦崎駅の方が立派ですね。
駅前。
駅に隣接する場所には複数の会社が入るビルがあります。
そして前の通りは現在は営業しているお店は限られますが、かつては駅前として華やかな商店街が形成されていた時代があった事を思わせます。
昔ながらの看板建築などもあって、レトロな街並みが好きな人なら、街歩きを楽しめそうです。
そういう時代の資料も、いつか見てみたいですね。