【井原市】山の斜面に残る廃墟神社「赤手越稲荷神社」の謎。ストリートビューで見る拝殿崩壊の歴史

井原市芳井町与井の亀山神社にお参りした帰りに、周辺を散策していました。
この辺りには昔懐かしい雰囲気の市営住宅があったりして、私の生まれ故郷である玉野市玉原を思い出します。

そして人が温かい。
カメラ機材をかついで、あからさまによそ者である私にもニコニコと挨拶をしてくれます。
与井、さいこー!などと浮かれていると、山の斜面に何やら建物があるのが見えました。


この建物のすぐ下側がミニ畑っぽい感じに整備されているので、その倉庫化と思ったのですがなんとなく宗教的なにおいを感じます。
亀山神社から次の目的地を探すのに地図サイトをチェックした時にもこの場所に建物の記載はありませんでした。

とりあえず見に行ってみましょう。


近づいてみると、やはり神社のようです。
かなりコンパクトなつくりですが神社建築っぽい雰囲気があります。
ただ紙垂などもありませんし、人の手が入っているような気配は感じられません。

では続いて中の様子を見てみましょう。

神社の内部はこのような状態です。
提灯の名前から赤手越稲荷神社という神社であることが分かりました。

これはもう、全く管理されていない状態といって間違いないでしょう。
最後に使用されたのがいつなのか分かりまんが、榊がドライフラワーになってしまっています。補修の際に右上の板に名前が刻まれていますが、それも平成4年で停止しています。
その辺りまではきちんと管理されていたのでしょう。

Googleマップのストリートビューで過去の画像を調べてみました。

なんと2014年時点で神社の正面に建物があります。
余り宗教っぽい感じはしませんが、恐らくこれが拝殿で、私が見た建物は本殿なのでしょう。
この時点ですでに建物は半壊状態で、壁や天井の一部が崩壊してしまっています。もうこの時点では祭壇や神具類は本殿の方に移して現在のような形になっていたのでしょう。
地図で確認はしていませんが、赤手越は周辺の地名だと思います。

拝殿があった時代を見るとそこそこの規模の神社だったようにも見えます。
崩れかけた建物を奇麗に撤去するまでで、近所の人々と神社の関係は切れてしまったのかもしれません。
荒れ果てているとはいえ、せっかく本殿が残っているのですから…、また地元の人で祀ってくれればいいなと、そんなお願い事をして帰りました。




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