【玉野市】無動院にあったと伝えられる増吽の棺の怪

玉野市山田に鎮座する無動院。
児島八十八か所の一つにも含まれている真言宗の古刹です。

現在は無住になっていますが、玉野市の中でも古い歴史を持つ寺院です。


この寺院を開いたのが増吽です。
この名前をどこかで見たことがあるような…?と思った人もいるかもしれません。
彼は仏教が衰退している時代を嘆き、その復興に努めてきた人物です。彼を中興の祖として崇める寺院は少なくありません。
その中でもとくに有名なのが瑜伽山蓮台寺。ここでも
増吽の名が聞かれます。

そうした功績から弘法大師の再来とも評された人物ですが、その最期の地となったのが無動院と伝えられています。

ある郷土史の文書を読んでいたところ、この寺院にかつてその棺と伝えられた不思議な石があったという記録がありました。
私は既に訪問した事があったので、そんな石があったっけ…?と思いながら読み進めて見たところ、その文書を書いた人が1977年に再訪したところ無くなっていたとありました。

著名な僧の棺なので盗難に遭ったのでしょうか。それとも伝聞が史実ではないと判明するような出来事があり、ただのデカい石なら不要だと処分してしまったのかもしれません。
実際、科学の進歩によって自社に伝わる秘宝が時代やその成分によって全く異なる事が証明されてしまう事は少なくありません。失われた正確な時期は不明ですが、1977年以前という事であれば大きな石には漬物石としての需要があったはずです。
ただの石だと判明して、複数に割って地元の人の台所に…というのは、意外と有りうる話かもしれません。

無住の寺院なので誰に確認を取ればいいのか分かりませんが、また機会があればその辺りも探ってみようと思います。

町内の施設が併設されていたりするので、町内の管理なのかもしれません。
昔の郷土史の本だと、ここで地域の歴史に詳しい「古老」と呼ばれる人物が登場して詳細を解説してくれたりするのですが、現代ではどこを歩いてもそうした人物に出会う機会は滅多にありません。
だからこそ断片的であれ、こうしてブログに書き記していく事にも意義があると思ったりするのでした。




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