井原市の岩山神社にお参りしてきました。
その際に境内で見かけた変わった形の建造物がこちら。
「社殿再建記念」とあります。
参道の入り口付近に神社の由縁について記した看板があり、そこに昭和8年に社殿を改築した旨が記載されています。
これはその際に建てられた記念碑です。
この記念碑だけでもそこそこのお値段がしそうです。よほど多額の寄付が集まったのだろうなぁと、なんだか俗っぽい事を考えてしまいました。
この記念碑の周囲にはズラッと文字が刻まれています。
その中で興味深い物があったので紹介します。
記念碑の下側に刻まれているのは寄付した人の名前と金額です。
紹介したいのは上の方です。
写真では分かりづらいかもしれませんが、社殿の再建(改築)が必要だった事が記されています。
その冒頭が「我國は神國」、「國民は神子、神孫」とあります。神の系譜に当たる我々が社殿が傷んでいる(頽敗)のなら直すべきだ…的な事が書かれています。
昭和8年、まだ天皇が神だった時代です。
そういう世界観については学校で学んできて知っているわけですが、正直なところどれくらいマジだったのか?と言う点には猜疑的な部分がありました。
でもこういうところに刻まれている文章を読むと、ああ本当に天皇を神と信じ、日本を神国と思っていたんだなと感じました。
岩山神社のお参り、その社殿の写真などはまた別の記事で紹介します。