井原市の井原駅と言えば那須与一の弓矢をイメージした独特のデザインが人気です。
那須与一が有名なエピソードである「扇の的」で扇を射抜いて見せた後、その功績の為に5か所の領地を与えられました。

その内の一つが現在の井原市、東児の備中荏原荘です。


なので井原市は那須与一のゆかりの地として観光資源にしています。
この地に残る那須家の類縁が作った那須与一の墓もあります。なおここは墓という名称ですが、時代が下ってから設置されたもので正確には供養塔です。
的を射抜いたエピソードにあやかり志望校を射抜く合格祈願のご利益が得られると言われています。

那須与一の墓とされる場所は他にもありますが、那須氏としては栃木県の玄性寺を正統な墓としています。
ところでそんな井原駅に扇の的を描いた壁画があります。どうぞ。


こんなのあったっけ?と思う人もおられるかもしれません。
これは南側から跨線橋経由で井原駅に入る際に見えるものです。乗車していれば既に停車に向けて減速している箇所なので気付いたかもしれませんが一瞬なのではっきり見えないかも知れません。

二枚の壁画で煽る平氏と、矢を構える那須与一になっています。
個人的にはもう少し離して設置した方がリアルな感じがして良いのではないかと思いましたが、余り離しすぎるとセットの感じが損なわれて良くないのかもしれませんね。

ちなみに南側から井原駅に入るとデニムの歴史を見学できるミュージアムになっています。
そちらも記事にしているので、ぜひご覧くださいませ。

【井原市】井原駅の二階はデニム展示場だった…!?




こちらもお勧め  岡山市北区新保をウロウロしてきたよ!