瀬戸大橋が開通し、岡山県と香川県が陸続きになった1988年。この二つの県を総称する愛称が生まれました。
その名も「せとらんど」です。公募によって決められました。
橋が出来た事を機に県を超え岡山・香川を新たな枠組みとして育てていこうとしたのです。

しかし現在、その呼称が使われていない事からも分かる通りせとらんどが定着する事はありませんでした。
両県の交流は活発になったものの、新しい呼称や枠組みを定着させるのは難しかったのでしょう。

ところでこの話題をSNSで投稿したところ、めちゃくちゃ反応が悪い。
誰も知らない。瀬戸大橋完成時点で成人であった世代でも「そんなのあったんだ」という反応です。
これはよっぽど定着しなかったのだろうと、せとらんどの話題についてはサイトでも扱わずに封印してしまいました。

…で、それから長い年月が経ち、たまたま先日YouTubeで岡山・香川の懐かしいCMを紹介する動画を見ていました。
その中で出てきたんです、せとらんど!では実際の動画をご覧ください。

「せとらんどには興味ある情報がたくさんあります」
俳優の山本耕一さんがKSBの情報番組「サタデーアイ」の番組宣伝の中で語った言葉です。あああ、やっぱりせとらんどは存在したのだ!

ちょっとスッキリしました。
このCMの放送時期は動画のタイトル通りなら1989年です。
一年くらいは定着させようと頑張っていたのでしょうか。私と同じようにせとらんどの実在性が危うく感じられた方がおられれば、安心してください。きちんと存在していました。




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