先日実施された2023年の岡山県議選、笠岡ではこのようなニュースが話題を集めました。
県議選に出馬した新人、福田 玄さんが2票差で落選です。
選挙全体を見ると10票前後の僅差での落選は意外とあるようですが、2票差はさすがに珍しいらしくニュースでも大きく取り上げられました。
福田さんには申し訳ないですが、こういう事はどんどん報じていくのが良いと思います。「投票しても変わらない」と思っている人の内の3人が選挙に行っていたら、福田さんに投票していたら、結果は変わっていたのです。
こういう事例を知ると選挙って侮れないんですよね。
ヤフーニュースのコメント欄にもこのような書き込みがありました。
自分と娘の2票で差がついたと考えると感慨深いものがあるな。
書き込みをした人は当選した坂本亮平さんに娘さんと投票したようです。彼らが選挙にいかなければ…?
人の人生を左右する出来事なので面白いという表現が正しいかは分かりませんが、こういう展開を見ると自分の一票の使い方がより奥深く感じられるのではないでしょうか。
さてさて。
福田 玄さんは2014年に浅口市議に32歳の若さで当選した経歴を持ちます。
その後、2018年には浅口市の市長選に挑戦し落選。2022年も同じ顔ぶれとなる市長選に挑戦するも、再び落選。
今回は県議で、更に出身地で市議を務めた浅口市から離れ、笠岡市選挙区からの立候補です。浅口市・浅口郡選挙区では自民党候補が強力な上に定員が一名なので、笠岡の方が当選の可能性が高まると判断したのでしょうか。
市長選から県議という流れにはやや焦りを感じますが、しっかり辛酸を嘗めた人が再び地方政治の世界に戻ってくるのは面白そうです。
次のチャレンジがあるのかどうかはまだ分かりませんが、個人的に期待している人物です。