日本全国の事故物件の情報を集めている「大島てる」というサイトがあります。
自由に投稿できるスタイルのために、不確かな情報や明らかに「事故物件」という表現と当てはまらない物件の情報が掲載されている事もあります。しかしその情報量が膨大なのも事実です。
前回は倉敷市の倉敷南小、葦高小の学区の物件を見ました。今回は御津町(岡山市北区)、久米南町、美咲町から物件を見てみましょう。
ちょっと広域になりますが、登録物件が少ないので一記事にまとめました。
ポプラ
コンビニのポプラの店長が店内で首吊りをしていたという記事です。
場所は店内。バックグラウンドだとすればシフト交代で来た従業員が、本当に店内だとすれば朝食を買いに来たお客さんが見つけたことになります。
その辺りの詳細は分かりませんが、経営が上手く行っていなかったのでしょうか。
この件が発生したのは2001年。
1990年代に一気に店舗を伸ばしたコンビニはまだまだ成長産業でしたが、一方でブームに乗って出店した中で駐車場や立地などに恵まれない店舗の淘汰も目立っていたように思います。
この件もそんな悲しい事例の1つだったのかも知れませんね。
ちなみに建物は現存していますが、別の業態に変わっています。
2年連続
まずはこちらを御覧下さい。
1つの建物内に2つの🔥アイコン。
大島てるでこれが見られると、よく確認しなかった投稿者が二重に投稿してしまったというパターンが多いです。
しかし今回のアイコンは違います。
ある企業の作業場で2年連続で死亡事故が起きたのです。
先に起きたのが2015年で5mの高さから鉄製容器が落ちてきたという事故で、その翌年にはベルトコンベアーに巻き込まれるという事故が発生しています。
3月と2月でほぼ1年後の出来事です。
偶然とは言え、働いている方は背筋が冷えるような思いをしたのではないでしょうか。
では御津町はここまで。
続いて久米南町です。
体育館での事故
ある体育館の解体工事で屋根を取り外していた男性が転落死。
津山市の病院までヘリコプターで運ばれたものの、死亡が確認されました。
この事故では男性の安全ベルトを引っ掛けるためのワイヤーや、落ちた場合の為の防護ネットもありませんでした。
現場ごとの状況も色々とあると思いますが、こういう基本的な事を確実にしておく事の重要性を再認識させられます。
久米南町は登録されている物件自体が2つなので、ここまで。
続いて美咲町です。
葬儀代が…
死体遺棄ですが死因に事件的な要素はないようです。
母親の死後、葬儀代が出せない為に遺体を放置せざるを得なかったという件です。
葬儀はお通夜・葬儀と一式を出せば確かに安くない金額が掛かります。
しかし火葬のみなど費用をかけずにきちんとした手続きで葬送する方法もあります。
また各自治体で葬祭扶助制度も整備されています。基本的には生活保護受給者向けの制度ではあると思いますが、非受給者でもお金がないからと言って遺体を放置するわけには行きません。
状況に応じた柔軟な運用も可能なはずなので、役所に相談してみるべきでしたね…。
という事で今回はここまで。
これまでに見てきた他の市町村の物件についてはタグの「大島てる」でお調べください。