岡山市南区の灘崎町を散策した際、少し足を伸ばして備前片岡駅に行ってみました。
ちょうどサイトでは「駅名になった地名の由来」というコンテンツを作り始めていたので、駅舎の写真が欲しかったのです。
宇野線は学生時代に通学で使っていましたが、備前片岡駅で下車したことはありません。
今回が初です。
備前片岡駅は旧灘崎町、今の岡山市南区灘崎地区の代表駅です。
と言っても、駅舎はなく待合室があるのみです。
代表液と呼ばれるのははもっぱら役場との位置関係だったのではないでしょうか。
駅周辺には商店も殆ど見られず、既に閉店したお店が多いとは言え過去の賑わいを感じさせる彦崎駅の方が代表駅らしい雰囲気があります。
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地元の方が整えているらしい植物は綺麗に飾られています。
階段の先にあるのは自動券売機です。
トイレの建物にはこのような看板がありました。
玉野警察署の名前が連なっているのが、灘崎町時代の玉野との関係の深さが伺えます。
かつて玉野市と灘崎町は合併するだろうという方向性を持っていました。
これが玉野市のポイントサービスであるマリンカードに灘崎町のお店が含まれている理由です。
一緒になるからいいだろう…という事で進めていましたが、平成の大合併の際に少し風向きが変わります。
玉野、灘崎の他に、政令指定都市を目指す為に人口が必要だった岡山市という枠組みが出来ました。
しかし玉野市では市民サービスの低下を理由に反対派が暗躍、最終的に合併の枠組みから抜ける事になりました。
この時点でも玉野市は灘崎町との合併を模索していますが、灘崎町は岡山市との合併協議をそのまま続けたので二者の関係は離れていきました。
閑話休題。
駅前はゆったりとした広さが確保されており、中心部には「樋門」というオブジェがあります。
樋門は用水の取り入れや排出の目的で作られる施設で、農業が盛んな灘崎町らしいオブジェですね。
それと駅に来たらもう一つ見ておきたいのがこちら。
線路の上に歩道橋があります。
ここからの景色はなかなか壮観です。