岡山市の灘崎町を散策していると、途中で小学校を見つけました。
岡山市立灘崎小学校です。

灘崎小学校は片岡地区にある本校と、もう一つ迫川地区にある分校があります。
今回訪れたのは本校の方です。

岡山市の公式サイトによると令和2年度の児童数は347人。
さすが旧灘崎町の中心部に位置するだけあって、意外と多い印象を受けました。

ちなみに近距離に本校と分校があるのは、かつて周辺が由加山へ参拝する際のルートになっていた為です。
現在の迫川駅が開業時に由加駅を名乗っていたのもその為で、駅から由加山へ続く道には参拝者を相手にしたお店が立ち並んで賑わっていたそうです。
現在でこそ迫川の分校の児童数は減少していますが、当時は二つに分けるのに充分な人数がいたのでしょう。(※元々は現在の彦崎小学校も灘崎小学校に所属していたので、厳密には三つに分けられていた事になります)

ところで校舎にはこんな校章がありました。

灘崎町は児島湾干拓事業によって陸地化された箇所を多く含む地域です。
灘崎の地名は灘村と彦崎村の合併によるもので、どちらも海辺を示す地名です。

干拓が進み灘崎は内陸部となりましたが、校章が地域の歴史を示しているのですね。

関連リンク:国鉄・由加駅
灘崎町の地名の由来




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