瀬戸大橋を建造する上で、技術面以外で問題になった点に景観があります。
瀬戸大橋の架かる瀬戸内海は、国立公園に指定されている景勝地です。
橋によって景観を壊すのは好ましくありません。
そこで日本画の巨匠である東山魁夷にアドバイスを求めました。
提案されたのが、現在のライトグレーです。
景観を壊さない色である事や、他の橋での採用実績もあることから決定されました。
ちなみに橋の塔の色は、本来なら赤白になるはずでした。
これは60m以上の塔などで施すように航空法で定められているのですが、航空障害灯を設置する事で回避出来るのです。
瀬戸大橋は景観の為にも、航空障害灯で対応しているのですね。
ちなみに東京タワーが赤白なのも、この規制を受けての事です。