何で北欧風? 倉敷駅前

倉敷駅を北口から出ると、急に北欧風の景色が広がります。

アンデルセン広場と呼ばれる一帯で、時計台がシンボルになっています。
連絡通路を渡ってアリオ倉敷という商業施設へ行く事が出来ます。

白壁の街並みで有名な倉敷の駅を美観地区とは反対側に出るといきなり北欧…。
「なんで??」と思った方もおられるのではないでしょうか。

実はこのアンデルセン広場は元々は商業施設ではなく、2009年まで倉敷チボリ公園と呼ばれるデンマークのテーマパークを誘致した公園へ繋がっていたのです。
その為、周辺の景色を公園に合わせて北欧風のデザインになっているのです。

公園は無くなったのにそのままなの?

次に疑問になるとすれば、倉敷チボリ公園が廃業した後も何故にそのまま残されているのか?ではないでしょうか。

ここには大人の事情が絡んできます。

倉敷チボリ公園は岡山県の単独事業として運営されていました。
倉敷市は建設時に助成金として100億円を出していますが、公園の運営には関与していません。

写真提供:プランク様

しかしアンデルセン広場は、岡山県ではなく倉敷市が整備しました
なので岡山県の事業である倉敷チボリ公園が廃業しても、倉敷市が整備したアンデルセン広場には関係が無かったのです。
なのでそのまま北欧風の広場だけが倉敷駅前に残されたのです。

今となっては不思議に思う方もいるのかもしれませんが、このような事情があったのですね。



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