少し前にサイトの資料として「実写!日本恐怖100名所」という、全国の心霊スポットを紹介する本を購入しました。
1978年出版の本ですが、せっかく購入したので幾つかスポットを紹介してみたいと思います。
髪が伸びるアイヌ人形(埼玉県)
埼玉県の人が青函連絡船乗り場の近くのみやげ品売り場で購入したというアイヌ人形をもらいました。
それを飾っていると、いつの間にか髪が伸びたのです。
しかも髪が伸びたのはこの一件だけでは有りません。
埼玉の人は大阪の主婦が持っていたアイヌ人形の髪が伸びたという新聞記事を読んで、自分の家の人形を見て伸びていた事に気付いたというのです。
更に同じ埼玉県内に別に人形の髪が伸びたという人が居たそうです。
まずアイヌ人形とはなんぞや?ということなのですが、アイヌ人の伝統工芸品の人形といえば木彫りのニポポ人形が思い浮かびますが、それとは異なり普通のお雛様のような感じで作られた人形です。
同時期に3件も髪が伸びたということは、当時のアイヌ人形の髪は経年で伸びやすい素材を使っていた…ということなのではないでしょうか。
怨念こもる不気味な草原(千葉県)
千葉県佐原市(現・香取市)にある原っぱに伝わる怪談です。
800年前に地蔵ヶ原と呼ばれる場所に富豪が住んでいました。
彼は子供を欲しがっていました。しかし氏神にお参りしても授からなかった事に腹を立て、千頭の牛をけしかけて神社をメチャクチャにしてしまいました。
すると今度は神罰が下り、迎えた養子が死んでしまいます。
跡取りをなくしてしまった富豪は、自分の財産を誰にも渡すまいと、原っぱの13箇所に財宝を埋めて塚を作らせました。
この財宝を狙った人々は原因不明の怪死をしたそうです。
中には一家全員が死亡したケースもあるというので、気になっても手を付けない方がいいでしょう。
すすり泣く雄蛇が池の怪(千葉県)
千葉県東金市の雄蛇ヶ池(おじゃがいけ)で釣りをしているとすすり泣く女の声がしたという怪談です。
この雄蛇ヶ池には女性が自殺したという伝説が2つあります。
まず一件は雄蛇が池の名前の由来となった伝説です。
代官所の役人と村娘が恋に落ちましたが、身分が違いすぎて二人は一緒になることが出来ません。
それを悲しんだ村娘は池へ身を投げてしまいますが、なんと雄の白蛇に生まれ変わったそうです。
その事から雄蛇が池の名前が生じたそうです。
そしてもう一件は姑からの嫁いびりに耐えかねての自殺で、この自殺の後から池では女性のすすり泣く声が聞こえるようになったと言われています。
ところでこの本の発売からずっと後に、お笑いコンビのとんねるずがこの地を訪れています。
wikipediaの記載によると当時人気のあった霊能力者の宜保愛子さんをパロディした宜保タカ子というキャラクターでの撮影でしたが、なんと映像に霊が映っているのではないかという視聴者からの指摘が殺到したのだとか。
当時の動画がYouTubeで見られるので紹介します。
昔の映像なので画質が悪いことも有り、私にはよく分かりませんでした。
尚、この動画は4分割でアップロードされており、そのなかの③の動画の5:50辺りと、続きの動画④の前半部に何箇所か、心霊現象ではないかとされる現象が収録されています。
ぜひお時間がある時に見てみて下さい。
…と、長くなってきたので今回はここまで。
また徐々に追加していきましょう。
同書の他の記事はタグ「実写!日本の恐怖100名所」で確認していただけます。
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