2019年12月に、ホテルエクセル岡山が吉備高原リゾートを子会社化していました。
ホテルエクセル岡山は岡山市石関町のホテル経営の会社です。
シンフォニーホールの交差点沿いにあるホテルなので、名前は知らなくとも見たことがあるという方は多いのではないでしょうか。
子会社化された吉備高原リゾートは、吉備中央町のきびプラザ内にあるホテルと、ごっつぉという飲食店を運営する会社です。
Vision岡山にホテルの沿革が掲載されていたので、それを元にザっとホテルについてご紹介します。
ホテルエクセル岡山は神奈川県の有限会社東山がマルコーイン岡山の建物と土地を取得して創業したホテルです。
現在の須藤桂爾社長はその時に東山から派遣されてきた人物で、なんと当時は東山の経営する飲食店のアルバイト店員でした。
東山の経営難から㈱岡山コンベンションセンターへホテルが譲渡された際に、それまでの手腕を買われて社長としてホテルの再建に当たる事になったという、バイトから上り詰めた異色の社長です。
(参考資料:Vision岡山2017年5.29号)
今回の吉備高原リゾートの子会社化は、岡山市内にビジネスホテルが増加している事を受けて、市外に活路を見出そうとする動きのようです。
現在はホテル事業に関しては赤字の状況ですが、ライバルの少ない吉備中央町で充分に黒字化が見込める物と判断したそうです。
以前に他のブログ記事でも触れましたが、きびプラザは地方…ありていに言ってしまえば田舎の理想的な形だと思います。
生活に必要なものを集中させることで、人口がそれほど多くない町とは思えないほど多くの人が訪れ、お店も安定して経営が出来ますし、住民もあちこちに移動する必要がありません。
ホテルエクセル岡山の参入で、よりその利便性に磨きがかかる事は間違いないでしょう。