岡山東区上阿知に岡山孤児院発祥の地が残されています。
この大師堂が石井十次が岡山孤児院を始めるきっかけとなる出来事があった場所です。
石井十次は医師としての研修と転地療養を兼ねてこの大師堂の東隣に住んでいました。
そんな時に子供を二人連れたお遍路の女性が大師堂へ泊まりました。
困窮した親子を見た石井十次は、二人の子の内、一人を引き取りました。
この事が後の孤児院へと発展していくのです。
大師堂の内部はこのような感じです。
今でも地区の人々が管理しているのでしょう、多少の老朽化はあれど、とてもきれいな状態が保たれています。
コピー用紙に印刷されたパンフレットもあるので忘れずに頂いておきました。
昔の写真と文化財への指定書です。
指定書はよく見ると西大寺市の名前があります。
この辺りは旧西大寺市だったのですね。
青空色の記念碑…というわけではなく、鏡面が青空を反射しています。綺麗ですね。
ここでの出来事がいったい何人の子供を救ってきたのでしょう。
そう思うと、とても歴史的な場所ではないでしょうか。
大師堂の前は細い道路なので、車で来る場合は近くにある駐車スペースに置いて徒歩で向かいましょう。