拝殿が「吹き抜け」!?瀬戸内市・皇子谷神社の不思議な構造と謎に迫る

少し前の記事で、瀬戸内市でも天空の階段を試してみたというネタ記事を出しました。

あの写真を撮った場所から徒歩少しで皇子谷神社が鎮座しています。
ブログではため池を先に出しましたが、実際の目的地はこちらの神社でした。

 

皇子という言葉のつく神社は、創建までに面白いエピソードが伝わっていたりすることが多く、今回もそれを期待しての事でした。
用水路沿いの住宅が立ち並ぶ道を進んでいきます。住んでいる人しかほぼ通らないであろう道なので、道行く人が不思議そうにこちらを見ています。

ごめんね、小さな神社でも見逃せないタチなの。


そんな視線を潜り抜けていくと、参道が見えてきました。
パッと見で意外と立派な随神門だなと思ったのですが、これは拝殿です。

見間違えたのはちょっと独特なつくりになっていた為です。


まぁ近づいてみると明らかに門ではなくて建物なのですが、階段のうえにあるので分かりづらかったのです。
ただ見間違えた大きな理由はこれではありません。

拝殿を覗き込んでみましょう。


吹・き・抜・け☆
拝殿のしょうめんから背後まで大きく口を開いていて、そこから本殿を眺められるようになっています。
この手のつくりの神社だと、岩自体を本殿、ご神体としている巨岩信仰が思い浮かびますが、ここは普通に本殿の建物があります。
幣殿部分が全くなく、本殿がいきなり見えるという興味深いつくりです。

風雨の侵入が気になるところですが、逆に喚起もしっかりされていて大丈夫なのかもしれません。
実際、拝殿の建物は目立った傷みは確認できません。築年数自体も浅く見えますが、こういう形状で拝殿の建物がもつのであれば、これは今後の神社のあり方として示唆に富んだものです。
従来、神社の建物は氏子らで守ってきたわけですが、今の日本人の宗教観からするとそれを期待するのは難しいでしょう。
そうなると出来るだけ手もお金もかからない形で…というのは、非常に重要です。


境内には奉納相撲が行われているとみられる土俵がありました。
神社の建物はあれだけ古オープンなのに、こちらはブルーシートでしっかり保護されています。
どのような儀式が行われているのかも含めて、非常に興味深いのですが、残念ながら現地にも、ネット上にも由緒を示す案内は見つけられませんでした。

この神社から徒歩で約30分程度の場所に滝があります。個人的にはそれを神格化したようなものではないかと推測していますが、これについては資料が見つかるまで保留としましょう。
尚、参拝時の注意点として参道の近くにスズメバチの巣があるようです。階段を上っていると遠巻きに警戒行動を取っていました。なのでもしかすると本殿を見るなどで、参道から外れて歩くと刺激してしまう可能性があります。
お参りの際は十二分にお気を付けください。

こちらもお勧め  吹屋・本山山神社(高梁市)

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