【散策記】野々口駅とカバヤ食品。お菓子の街を支える小さな駅の姿

岡山県岡山市北区に位置するJR津山線の野々口駅。一見すると山あいの静かな無人駅ですが、ここは日本を代表するお菓子メーカー、カバヤ食品株式会社の本社最寄り駅という側面を持っています。
ここは岡山が誇る「お菓子の街」の玄関口なのです。


駅舎はこのようなガラス張りが印象的な簡易的なものです。
少し前までこじんまりした普通の建物があったのですが、リニューアルに伴い現在のような形になりました。
周囲は多少の住宅と郵便局があるばかりの、やや寂しい地区です。夜の暗い時間帯などに利用する場合は、周囲から中が見えない建物よりも、こういうガラス張りの方が防犯の為に良いのかもしれません。

ところでこの駅にはガラス張りの駅舎という事以外にも駅の構内や周辺には、一般的な地方の小駅とは少し異なる特徴が見られます。

カバヤ食品専用の案内マップ

駅掲示板には、駅からカバヤ食品の本社工場までのルートを詳しく記した「カバヤ食品 ご案内MAP」が設置されています。


この駅の利用者の多くがカバヤ食品を訪れるのでしょう。
民間企業へのマップが掲示されているのはなかなか珍しいです。

ちなみに所要時間は徒歩で5分程度。非常に近いです。
利用者の中には業者もいるでしょうし、以前であれば工場見学のスポットとしても高い人気を誇っていました。(2019年から工場見学は休止中)

広大な乗降スペース

駅前には、地方の無人駅としては非常にゆとりのある、舗装された広い乗降・駐車スペースが確保されています。


wikipediaで見てみると野々口駅の一日の乗車人員は100人くらい。この数字は新型コロナウィルスの流行期のものなので、現在はもう少し多いかもしれませんが、決して利用者の多い駅ではありません。それに対してこの規模です。
工場見学や業者の出入りに対応する為に作ったのだろうなと思わせる規模です。

車いすのスペースが広くとられているのも印象的です。
この枠が狭いと車から降りて車いすに乗り換える…という作業がしづらくて大変なのだそうです。
その点では野々口駅のこの枠の大きさは、ちゃんと分かっているようで好印象です。


駅の規模としては小さいものの、地元企業へのアクセスにきちんと対応した駅なのでした。

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