少し前の記事で岡山市北区清輝橋周辺にある市営住宅群の「下内田市営住宅」を紹介しました。
岡山市の市街地の中では比較的に治安が良くないとされる地区で、よそ者が立ち入ると何か文句を言われるようなことがある…とかとか、そんなエピソードを聞いたことがある人もおられると思います。
昔の事は分かりませんが、今はそういった事もなく平穏な風景が広がります。
その住宅の一角に作られている内田第一公園で珍しいものを発見したので紹介します。

コンクリート製の滑り台です。
梯子の部分のみが鉄製で、他は全てがコンクリートでできています。
プレイマウントなどと呼ばれる山形の遊具でコンクリート製の物は散見されますが、普通の滑り台の形状でコンクリートはかなり少なくなってきました。
岡山市内でも近年になって幾つか撤去されたものもあり、耐用年数の問題が生じてきているのかもしれません。
公園が出来たのが戦前、この滑り台のデザインなどからも同時期に作られたものと推察されます。そうなると80年前後は経っていることになります。

正直、土台の部分を見て「大丈夫かな?」と感じました。
ただ古さはあるものの、亀裂などは無くコンクリートの丈夫さや施工業者の技術を感じられます。
滑り台でも更に古い大正時代の物は国の登録有形文化財に指定された事例もあります。
ただそちらに関しては梯子の部分もコンクリートで、更に土台の部分のつくりも太く頑丈なつくりになっています。
それと比べると永続性の面で難しいのでしょうか。そもそも梯子が新調されていたりすると文化財指定は難しくなると聞きます。
そういうことを考えると、この滑り台も遠からず消えてしまう運命なのかもしれません。
興味がある方は早めに足を運んでおきましょう。

