【2025年】岡山市長選挙の結果を振り返ってみる

2025年、岡山市長選実施

2025年10月に岡山市長選挙が実施されました。
今回の選挙に関しては岡山市が建設を目指すアリーナが一つの焦点になったのが特徴です。

立候補したのは4名。
まずは現職の大森雅夫さん(71)。今回の選挙ではアリーナ建設に対して唯一賛成です、まぁ大森さんが市長で出てきている話なので、推進の立場なのは当然ですが。

対立候補の一番手と目されたのは元市議で、議長を努めたこともある浦上雅彦さんです。今回が2度めの挑戦で、前回は大森さんとの一騎打ちの選挙でした。
そして共産党の流れで出てきている向谷千鳥さん(67)、そして元警察官という経歴を持つ神崎政人さんです。彼らは全員アリーナ反対の立場を採っています。これについては現職で厚い支持層を持つ現職に勝つためには市内で議論を呼んでいるアリーナに対してNOとする事が一番の勝機である…という側面もあったと思います。

結果や雑感

結果は下記の通り。

89,183 大森 雅夫 71 無現 
74,494 浦上 雅彦 60 無新
27,780 神崎 政人 37 無新
14,917 向谷 千鳥 67 無新

既にニュースでご存知だと思いますが、結果は大森さんが4選を決めて終了です。
皆さんの感想はどうでしたでしょうか。個人的には自民、立憲、国民などが推薦を決めていたこともあって、大森さんがもう少し票を稼いで圧勝ではないかと思っていました。
思った以上に浦上さんが表を稼いできました。それと立候補を表明したときは正直「…何者?」と思っていた神崎さんもかなりの票を集めています。落選後は落選理由をAIで解析するライブ配信を行ったりしていますし、次回以降の市長選やその他の選挙でお名前を見かけることもあるのかなぁと思います。
向谷さんに関しては元々市民団体で活動をされてきた方なので、今後もその活動を継続するとされています。

ちなみにこの結果を持ってアリーナの計画は民意を得た…ということになるのかというと、KSBがこのような記事を出していました。

岡山市の新アリーナ計画 市長選で白紙撤回訴えた3候補の合計得票数が全体の56.8%に 専門家「改めて市民の合意が必要」

個人的にアリーナ反対を全面に打ち出した浦上さんの得票率で、民意を問う必要はあるのかなと思いますが、その反面でこの記事のタイトルには反発を覚えます。
確かに今回の選挙の争点としてアリーナは非常に大きなウェイトを締めていたと思いますが、市長を決めるというのはアリーナの是非だけではないはずです。
例えば浦上さんはアリーナ以外でも岡山市が市街化を抑制してコンパクトシティを目指す方向性を批判しています。実はこの方向性は公式サイトでアリーナよりも上に表示されるようになっています。将来的な人口減に備えるのは今なのか、それともまだ拡大路線を続けていくのか…というのも、岡山市民にとっては大きな問題のはずです。
神崎さんはオンラインによる市民の市政への参加、向谷さんは18歳までの医療費完全無料化をそれぞれ掲げています。

すべての得票がアリーナにだけ向いているような論調は、受け入れがたいというか、無理矢理に数字を作った印象を受けます。

ちなみに。
浦上さんが市長になったらアリーナの計画が白紙になって、税金の無駄遣いがなくなって良かった…という意見もあると思いますが、これについては少し口を挟んでおきたいと思います。
浦上さんが選挙前に配布していたパンフレットにはモノレールの構想があります。岡山駅、岡山空港を20分でつなぐ高速路線です。準備が進む防災庁の誘致とセットになっている計画ですが、個人的にはアリーナ並に議論を呼びそうな話題だと思います。
SNSでは触れられていましたが、選挙ではあまり表に出ることはなかったように思います。防災庁の今後がまだ不透明なこともあるのでしょうが、SNSの時点であまり反応が芳しくなかったのではないかとも邪推します。もしかしたら、モノレールはありえないと思って大森さんに投票した人もいるかもしれません。

それぞれの候補者がそれぞれの構想を持って市長選に挑んでいます。
アリーナの建造は大きな費用や、市街地の(おそらく)いい場所を取られることにも繋がるので看過されるべきではないのは当然ですが、それ以外にも目を向けて考えていかないと危ないんじゃないかなと。KSBの記事を読みながら、そんなふうに思いました。




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