井原市芳井町を散策している際に、与井という地区に法雲寺という寺院があるをマップ上で見つけました。
口コミなどもなく、詳細は分からなかったものの予定のルートを少し遠回りにするだけで訪問できるので行ってきました。
名前がちょっと雅な感じがして、何かしら開山に面白いエピソードでもあれば…と欲を出しました。

これが法雲寺の建物です。
境内にあるのはこの建物とお墓のみです。
住職、住持と呼ぶようにお寺はお寺の境内にその住居を構える事が多いです。
しかしここにはそのような建物はありません。すぐ近くに建物を別で構えているお寺もありますが、なんとなく無住ではないかと感じました。

手水鉢。
天然水タイプです。余り奇麗とは言えない水が溜まっています。
水道直結にしていない手水で、水を奇麗に管理している寺社はほぼ見ません。毎日の事になると管理も大変ですから、何かしらの行事がある時だけ入れ替えているような運用が多いのでしょう。

本堂の中はこのような感じです。
何故か位牌が三つ並んでいます。弘法大師の大きめの像が置いてあります。これはなかなか見られないほど立派な像です。
境内の雑草などもそうですが、管理はきちんとされているのが伝わります。
どこかの寺が兼任で住職となっているのか、もしくは地元の人が管理しているのかもしれません。
経机の右側には仏具入れの箱があり、昭和48年の文字が見られます。既に半世紀以上前に作られたようですが、それにしてはきれいな状態です。ほとんど使っていないのではないように見えます。
建物自体はそこそこ新しく感じるので、専任の住職がいなくなった後にお寺が荒廃し始め、とりあえずお寺としての体裁を整える規模の小さなお堂を立て直して今に至る…といったところではないでしょうか。
お寺の建物はあれば集会所などとしても使用できますし、兼任であれ住職を務める人がいるなら何かしらの祭りや法要などを執り行う事も出来ます。
後は墓地があるので、その管理の主体として法人格を残すためでしょうか。
