【玉野市】柴田市長の政治活動ビラや後援会の入会申請書、広報紙と共に配布…市議長が辞職意向

市長の政治活動ビラや後援会の入会申請書、広報紙と共に配布…市議長が辞職意向(https://news.yahoo.co.jp/articles/54f75b756cc4d1643de69b9a83c298fc84076e5b

岡山県玉野市議会の三宅宅三議長は7日、市長の政治活動ビラなどを自治会長らに指示して市の広報紙と一緒に配布した責任を取るとして、議長職を辞職する意向を明らかにした。

少し前に報じられていたニュースの続報ですね。
その時は確か名前は伏せられていたと思いますが、東児で議員となると三宅さんというのは分かっていました。
逆から読んでも三宅宅三で、過去にSNSでちょっとした話題になった事もあった人物です。

何をしたの?

三宅宅三議員は玉野市長、柴田義朗氏の後援会から市長の政策についてのリーフレットや後援会への申込書を配ることを依頼されました。
今月は玉野市長選が行われ、柴田氏も二選目を目指して出馬を表明しています、その前振りとして市内各戸へ配布して回っているのです。私の家にも届いています。
当時地区に配るのに何故か三宅宅三議員に依頼したわけですが、その三宅議員は玉野市の広報誌を配っている5自治会に一緒にリーフレットを配るように依頼しました。

議員としてはついでに配ってもらえば手間が省けると思ったのでしょうが、この行動には二つの問題があります。

・市が現職市長の政治活動を手伝っているように勘違いされる
・広報誌の配布には配布手数料が支払われており、市長の政治活動を税金を使って行ったことになる

正直、この程度の事も思いつかなかったのかと残念に感じるほど、不用意な行動だったと思います。

SNSなどの反応は…?

このニュースは読売新聞などでも扱われ、色々なコメントが寄せられています。

まず一番多かったのは、今回の責任の取り方についてです。
三宅宅三議員はつい先日、議長に就任したばかりでしたが、この職を辞任する事を表明しています。
しかし市議会の議長職は当選回数の多い議員を中心とした持ち回りのようになっています。今回の不祥事の責任の重さと均等が取れるのか?と考えている人が多いようです。議長職が軽いのか、不祥事が重たいのかは意見が色々とありますが、結論として辞任すべきは市議会議員の職だろうという意見が多かったです。

続いては市長の責任を問う意見です。
今回の出来事に対してまとめておくと、

・柴田市長の後援会
東児地区でビラを配ってくれと頼んだだけ
・三宅宅三
ビラを玉野の広報誌と一緒に配ってくれと自治会に頼んだ

…このような構図になっています。つまり、後援会としてはビラ配りは頼んだが、広報誌に入れてくれなんて事は言ってない。それは三宅議員が勝手にしたことであるというスタンスになっているわけです。
なのでこの流れでいえば市長やその後援会の責任を追及するのは筋違いという事になります。

ただし、これが三宅宅三議員が責任を全てかぶって市長に咎が向かないようにしたというのであれば話は別ですが…。
それを証明するような事実は一切ありませんし、ちょっと陰謀論に寄りすぎかな?と思います。ちなみに我が家に入っていた市長のビラは広報誌と一緒ではありませんでした。

市長自身はこのことについては現時点でコメントしていません。下手に動けば自身への追及になりかねないので、ここは沈黙は銀という事でしょう。
ちなみに後援会の会長も柴田市長なので、後援会に責任が及ぶのも危険です。なので触れる事が出来ない状況というのが正しいのでしょうが、そのスタンスが逃げているように見られているのかもしれません。市長も辞職だろという声もあります。

そして最後に一つ。
なんだその名前は…!というものです。やっぱり批判云々よりも目立ってしまいますね笑
ちなみに本名だそうですよ。

感想

玉野市内では玉野市民の名誉を守る会とか、そんな団体が結成されて街宣車で今回の出来事を三宅議員と柴田市長の共謀によるもののように批判して回っています。

個人的には、ちょっと大げさかな…?と思います。
選挙が近いので、それも勝つための手法なのかもしれません。
ただ個人的には全国紙でも名前が出てしまいましたし、三宅議員はいったん議員辞職をして、27年の市議選で復活当選を目指す…という流れがいいのではないかと思います。三宅議員は地元での信望も厚いので再選はほぼ確実ですし、十分すぎる責任の取り方で周囲も騒ぎづらくなって沈静化にもつながると思います。

柴田市長まで責任を問うのは、現時点で上がってきている情報だけでは無理があると思います。
ただビラ配りを依頼するくらい親交があるのであろう三宅議員が批判にさらされている状況で、フォローの言葉も表に出てこないのは少しダサいなという感じは受けます。選挙が近いから仕方ないのは理解するんですけどね。

一つだけ触れておくと、玉野市議会に置いて三宅議員は少し特殊な立ち位置にいます。
東児は商工会が玉野ではなく岡山南に属するんですね。そして三宅さんは東児唯一の市議です。南商工会の意向などを伝えるパイプ役にもなれる人物です。そろそろ年齢も高齢ではありますが、議会にとどまっていてほしいと思う人物です。もちろんダメな事はダメですが。




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