【小並感】玉野市の市議選の結果について思うこと


玉野市議19人の顔触れ決まる 新人6人が議席獲得(https://www.sanyonews.jp/article/1390292

2023年の統一地方選挙の後半が終わり、私の故郷である玉野市では市議選が行われました。
結果について思ったことなどを書いてみます。

若返った市議会

今回の選挙で特徴的なのは引退者などが出た為に新人が多いことです。
7人の新人候補が出馬し、6人が当選。議会の平均年齢もグッと若くなりました。若ければ良いというものでもないかもしれませんが、市政に新たな方向性が生まれれば良いなと期待します。
市議で最年長だった76歳の男性は今回は落選。年齢による影響は個々に違いがあるとは言え、男性の健康寿命は72.6歳です。4年の任期を頂くという事を考えると、個人的にはその辺りが定年というか、年齢的に潮時と考えるべきではないかと思います。

女性議員は5人。市議会議員が19名である事を考えると、もう少し増えた方が良いですね。
議員定数についてはもう少し減らしてもという意見もありますが、全国市議会議長会が令和元年に出した資料によると玉野市の属する5~10 万人未満の市の市議の平均人数は20.5人です。
人数としては妥当な水準と言っていいのかもしれません。

ただし5万人未満になると17人程度になるので、今後の人口の減少と共に市議の定数も減らしていくのが好ましいのでしょう。

各議員を見てみる

トップ当選は新人の久保本さん。
連合岡山が推薦で三井の労組の上の人だったりという内容を見るだけで、そうだろうなーという感じでした。

そして2~4位までが公明党の議員さんで、票数は1710~1650までと僅差です。票読みは当然するのでしょうが、ここまで揃えられるものなのかと驚きます。
玉野の市議会は1,000票あれば安全圏内なので、公明党がその気になればもう一人くらい市議を送り込める計算になります。

5位は市長選に出るために市議を辞していた赤松さん。
個人的には次回の市長選への挑戦ではなく市議復帰を目指した事は余り好印象ではありません。しかし前回よりも獲得票数は増えており、市長選を通じて支持者を獲得していたことが伺えます。

そして三宅宅三さん。ユニークな名前でも知られていますが、東児の方の議員さんという事でこの人は市議会の中でも少し派閥が違うんですね。
東児は商工会も岡山南ですし、地区としてもどちらかといえば岡山市を生活の軸にしていています。
個人的にはもう1人、2人くらい岡山市との関係がある議員が出ても面白そうに感じます。

続いて福本 崇さん。県議選でトップ当選を果たした渡辺直子さんと同じく元国会議員の津村啓介さんの秘書。
ご自身は浪人中ですが、送り込んだ秘書たちは快勝ですね。

そして川崎美都さん。
別の記事でいつもブービー賞くらいで当選みたいな事を書きましたが、今回はやや上位でした。
ただし得票数は前回の選挙と横ばいです。今回の選挙は1,000票未満での当選者が多いのですね。

そして落選の下方さん。
この人はずっと出馬を続けて、前回の選挙で一人しか落選しない状況とは言えようやく当選しました。
今回は得票数をグッと減らして落選。先に書いた最年長の議員というのが下方さんですが、まぁ年齢のことなども影響しているのでしょう。お疲れ様でした。

最後に今回の最下位となった山本観詠さん。
観音寺の住職という固い職業なので個人的には当選もあるかと思いましたが、残念ながら。
聞いた話だと余り積極的な活動は行っていなかったのではないかとの事でしたが…。
同氏はブログで政策を紹介していますが、個人的には余り賛同できる内容では有りませんでした。例えば無住(住職がいない寺)に地域おこし協力隊を住まわせて管理させる、寺社仏閣再生 移住促進プロジェクト
地域おこし協力隊の人が寺社をきれいに管理→参拝者が増える→また来たくなる、応援したくなる→移住者が増える
寺社仏閣を住まいとして提供する代わりに管理させると言うのは悪くないと思いますが、最終的に移住者が増えるという結論に至るのはちょっと無理があるような…(笑)
山本さんの掲げる政策は方法論に欠ける部分があり、それが支持につながらなかったのかなと思います。

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