昨日の記事で岡山市北区の旧総合福祉会館の建物を紹介しました。
今回はその続き…というわけではないのですが、もう一つ興味深いものを見つけていたので紹介します。
機能紹介したのがこの建物で、右側に見えるのが長野士郎さんの署名のある石碑です。
実はこの石碑の奥に外からは分かりづらい地下へ続く階段があったのです。
雨よけのために設置されているテントがボロボロになっていますが、「喫茶軽食グリル かいかん」とあります。
喫茶店のようだ…。
名前はおそらく総合福祉会館にあることに由来するのでしょう。
すでにビルにはいつかのお店と事務所が入居するだけで、このように表通りから見えない場所にあるお店が営業しているとは思えませんが…。
一応行ってみました。
暗い…。
ここで結論は出たようなものですが、一応進んでみます。
営業時はおそらく照明があって明るい雰囲気だったのでしょうが、もともとかなり暗い場所だったのでしょう。
時代の違いがあるとはいえ、福祉を掲げる建物の飲食店がこんな急な階段の下にあるというのも皮肉な感じがします。
前述の通り表からは見えないような場所に階段があるので、おそらく用途としては福祉会館に入居している組織の人たちが利用することを主にしていたのでしょう。
階段を降りきると入口にたどり着きました。
先程のテントでは分かりづらかったですが、正式名称は「軽食・喫茶 かいかんグリル」のようです。
営業時間は9:30〜16:00まで。入口近辺が明るく見えますが、これは非常口を指す誘導灯のものです。誘導灯がどこにあるのか見えなかったので、おそらく入口の真上にあるのでしょう。
お店の奥は真っ暗です。
すまほで撮影してみましたが、あまりに暗すぎるので掲載しません。
画像を明るくして確認した限りでは、レトロな感じの吊り下げ式の照明が残されているのは分かりますが、おそらく他の椅子とかテーブルとか…、そういったものは何も残されていないのではないかと思います。
閉店時期はネット上で検索して情報なし。
福祉会館自体は2016年まで主だった組織が入居していましたが、かいかんグリル自体はそれよりも前に退去しているようです。
2000年代初頭くらいまで営業していたお店なら口コミサイトなどに、口コミはなくてもお店自体の情報が何かしら残っています。なので前世紀の内には閉店していたのではないかと思います。
また古い地図や電話帳などで調べてみましょう。もしお店の詳細をご存知の方、利用したことがあるよ!という方がおられましたら、ぜひコメント欄にでも情報をお寄せください。