先日、高梁市のループ橋周辺の集落を散策してきました。
余り人が住むエリアはありませんが、良い雰囲気です。
その途中で見かけたのがこちら。

写真右側の段になっている部分です。
横から見ると完全にトマソン(何かしらの事情があり、無用になったまま残されている建造物)です。
しかしこの建造物、正面から見ると違うんです。

なんとお地蔵さん。
岩の隙間などにお祀りするのはよく見ますが、こんな人工物の隙間を使うとは…!
パッと見た感じではたまたま段になっているコンクリートに穴が開き、そこにお地蔵さんを置いたように見えます。
しかし周辺を見てもこんなコンクリートの段が必要そうには思えません。となるとお地蔵さんを置くために作られた建造物なのでしょうか。でもそれにしては穴が雑というか、その目的で作るならもう少し整った穴になりそうなものです。
周辺に由緒などを記すものもありませんが、きちんちおお供え物や造花も飾ってあってきちんと守られているのは町が無いさそうです。
結局、この辺りで近所の人に出会う事は出来ませんでしたが、謂れを聴いてみたくなるお地蔵様でした。
